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キャメロン・ヤングがジュニアクラブを使って勝負!? 「RBCヘリテージ」9番でのジュニアチームとの対戦動画が公開

ハーバータウンGL18番にてティショットするキャメロン・ヤング(撮影:GettyImages)

米国男子ツアーの公式インスタグラムにアップされた動画は、キャメロン・ヤング(米国)がジュニア用のクラブを使ってショットし、「あぁ、ミスった」とつぶやくシーンから始まった。

決戦の場所は、「RBCヘリテージ」が行われているハーバータウンGLの9番。ヤングは、ゴルフを通じて子どもたちの人生を豊かにすることを目指す「ファーストティプログラム」に参加する2人のジュニアゴルファーと対戦した。

ジュニアゴルファーの2人は、どちらかのボールを選択し、同じ場所からショットしてホールアウトするスクランブル方式でのプレー。一方のヤングは、ハンデとしてジュニア用のクラブでのプレーとなっている。

ヤングが放ったドライバーショットは、きれいなフェードボールでフェアウェイの真ん中をとらえた。司会の女性に、「いつものセッティングにジュニア用のクラブを入れたら?」と言われるほどのグッドショットだ。ヤングも「このホールのために入れておくよ」と、冗談交じりに返答。

ヤングに負けじと、ジュニアゴルファー2人も完璧なドライバーショットを魅せる。セカンド地点に行くと「僕のボールはこれだ。キャメロン・ヤングをオーバードライブしたって自慢できる」と意気揚々としたポール君の声が聞こえる。ヤングは「そうだね! それに同じティからだ」と、自信を与える一言。クラブのハンデがあるとはいえ、一生自慢できるいい思い出になっていることだろう。

お互いにセカンドショットをグリーンに置けなかったものの、バンカーに入れてしまったヤングに対して、カラーにボールを運んだジュニアチームが少し有利な展開。

しかし、ここはさすがプロ。ジュニア用のクラブであってもピンそばにつけてみせた。これがプレッシャーとなったか、ジュニアチームは寄せ切ることができずに2パットでボギー。ヤングがしっかりウィニングパットを沈めて、ジュニア用のクラブというハンデを背負いながらも勝利を収めた。

ジュニア2人にとっては、夢のような時間だっただろう。ヤングは「僕にとって、彼らに喜びをもたらせることはとても特別だよ」 と語っており、ヤングにとっても特別な時間になったようだ。続けて「子どもたちのためにできることは続けていきたいね」とも話しており、今後も意欲的に参加する意思を見せた。

さらに、このイベントはチャリティを兼ねたもの。3人がプレーしたことによって、Heritage Classic Foundationに2万5000ドルが寄付された。日本のゴルフ界でも、チャリティ活動や社会貢献活動はもちろん行われている。選手たちのプレーはもちろん、こういった活動にも注目していきたい。

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