ツアー通算9勝の小祝さくらは15日、東京都新宿区にあるアルペントーキョーで磁気健康ギアの製造・販売を行う株式会社コラントッテ主催のトークイベントに出演。抽選で選ばれた30名のファンを楽しませた。
その内容は、まさに“小祝ワールド”全開だ。冒頭は1勝を挙げた今季の振り返りから。「目標にしていた複数回優勝やメジャー優勝ができなかったのはくやしいけど、地元の北海道で勝てたこと（7月のミネベアミツミレディス）はうれしい」と、ファンに語った。ここからは使用ギアの話など、序盤は“本職”の話題で会場を盛り上げる。
だが時折“らしさ”が顔をのぞかせる。例えばパターの話になった時のこと。現在、小祝はオデッセイの三角ネック「トライビーム＃7」を愛用しているのだが、そのグリップ部分にはおもりが入っており、手元に重心を置くことでストロークを安定させていることなど『これぞプロ！』というこだわりが次々と明かされた。「重さは60グラムで、（グリップ内で）入れる場所も自分で決めてます」。そんな話に引き込まれたMCは、『どこにおもりが入ってるんですか？』と質問。すると少し間を置いて出てきたのが「…忘れちゃいました」という答えだった。この一言で、会場が笑い声で包まれる。
その後も、勢いはおとろえない。『今、ゴルフ以外でやりたいこと』というテーマでは、「最近カフェが気になっていて」と回答。昨年は同様のテーマで「おにぎり屋さんをやりたい」と話していたのだが、気持ちの変化を“告白”した。そこでMCが『よくカフェを巡ったりはする？』と何気なく聞くと、「あまりしないです。コーヒーが飲めないので…」と、ここもまさかの答え。客席や関係者は、笑いをこらえることができない。ちなみに「インスタでおしゃれなカフェを見てかわいいと思った」というのが、その“夢”の理由だそうだ。
ここからも、歌手・あいみょんのライブに行って、ギターを弾きながら歌っている姿に感心したことや、岩井明愛・千怜姉妹とのウクレレユニット“小岩井”についてなど、その内容は多岐にわたった。最近は岩井姉妹と『演技をやりたい』と、“即興ドラマ”で盛り上がっている話も披露。「2人は（役に）なりきっていてうまいんですけど、自分は下手。設定を考えてやっていて、その時は恋愛ものでした。ドロドロのやつ。奪い合うみたいな」。まさかの“三角関係”が演じられたそうだ。
ただ、そこはプロ。契約するコラントッテの商品について聞かれたときは、「試合でつけていますが、肩こりにも効くし、軽さも気に入っています。つけている感じがしないくらいで、スポーツに向いている。すごくいいです」と、その良さをしっかりとアピールした。今季も全38試合にフル出場。その鉄人を支えるアイテムに対する感謝の思いもにじむ。
ほかにも、「食事とか言葉が厳しそうだなって行って思いました。『日本最高！』と思いながら今はやっています」と海外志向がまったくないことが明かされたり、今年引退を表明したイ・ボミ（韓国）への思いなども語られた。最後は「複数回優勝と、今年できなかったメジャー優勝を目指して頑張ります」と来年の目標を発表。クイズやじゃんけん大会でも盛り上げるなど、小祝さくらの魅力がたっぷりつまったイベントになった。
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