史上最高額の最終戦&超高額大会のサウジ戦で連勝 リディア・コの獲得賞金がすごすぎる…
<アラムコ・サウジレディスインターナショナル Presented By PIF 最終日◇19日◇ロイヤル・グリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295ヤード・パー72>
昨年は年間女王、最優秀選手、賞金女王、最少ストロークの4冠を総なめにして最強を示したリディア・コ(ニュージーランド)が、ド派手に今季の開幕を終えた。欧州女子ツアー「アラムコ・サウジレディスインターナショナル Presented By PIF」で逆転優勝、圧倒的な強さを見せつけた。
「ここ数カ月は、素晴らしいことが何度も何度も起こっている」。昨季は米女子ツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」で勝利し世界ランキング1位を奪還。キャリアハイのシーズンを終えると、プライベートでは12月に結婚して式を挙げた。
そして優勝者のみが出場できる23年開幕戦をスキップしたリディアにとっては、今大会が実質の初戦だった。公私ともに充実した日々を過ごしていることは、柔らかな笑顔からも伝わってくる。
今大会は“超高額”賞金大会ということも話題になった。それも相まってか、リディアや畑岡奈紗をはじめ、世界ランキングトップ10のうち6選手が出場した。「世界最高の選手たちとプレーしている。今週のフィールドはとても厚かったから、チャレンジになると思っていた」。その言葉通り、世界トップランカーがしのぎを削る、熱戦が繰り広げられた。
「今大会だけではなく、すべての大会において、トレンドだと思う。女子ゴルフとその才能を信じて、サポートしてくれるパートナーがいること、そしてその歴史の一部になれることはとても素晴らしい。これがLET(欧州女子)やLPGA、そしてほかのツアーでも続いていくといい」
リディアは優勝賞金70万1385ドル(約9400万円)を獲得。通常の欧州女子トーナメントに比べれば、10倍以上と“超高額”だ。さらに言えば、昨季の米最終戦でも史上最高賞金がかけられ、優勝賞金は200万ドル(約2億7000万円)。この2戦2勝で、およそ3億5000万円以上を稼いだ。名誉もお金も手にし、まさに順風満帆だ。
次戦はタイで、米ツアーシーズンをスタートさせる。かつて天才少女と名を馳せた25歳は、これが海外ツアー24勝目。“第2黄金期”幕開けを予感させるには十分なスタートダッシュだが、果たして今年はいくら稼ぐのだろうか…。
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