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堀琴音が意地を見せたニチレイレディス2日目 予選落ち必至の52位タイから13位タイにジャンプアップ【ライブ写真から振り返る2022年女子ツアー】

22年シーズンはトップ10が優勝1回を含む10回でメルセデスランキングは9位と、見事な復活を遂げた堀(撮影:米山聡明)

いよいよ3月2日に2023年日本女子ツアーが開幕する。11月末の最終戦まで38試合、どんな戦いが繰り広げられるのか。22年シーズンを振り返って占いたい。ALBA Netおなじみの「ライブ写真」で、各大会期間中に閲覧数が一番多かった写真から振り返る。

「ニチレイレディス」(6月17日~19日、千葉県・袖ケ浦CC新袖C)での閲覧ナンバーワンは、大会2日目のスタートホール(インコース10番)でティショットを放った堀琴音のフィニッシュの姿をとらえた写真。口を真一文字に締め、打球を追う堀の視線には力強い意思が宿っていた。

初日アウトコース1番スタートの堀は、10番までに3つのバーディを獲るも11番パー3でダブルボギー、そしてバーディを獲りたいパー5の18番をボギーとし、結果イーブンパーの52位タイ。2日目にスコアを伸ばさなければ予選落ち必須の状況だった。

“予選落ちなるものか”という堀の強い思いは、プレーに現れた。2つボギーを叩くも、7つのバーディを奪取。初日に叩いてしまった3番パー3と18番パー5でもバーディを奪っていた。結果、通算5アンダー13位タイで決勝に進出。

スコアを伸ばしたのはパッティングの向上だった。初日32パットだったのが2日目は26パット。「ショットは初日も悪くなかったけど、パットが決まりませんでした。流れに乗ることができず苦労しましたが、きょうはバーディパットがたくさん決まってくれました」と、2日目のホールアウト後に話した堀。

そして、「初日に違和感があったのですが、ストロークよりもリズムに注意しようと考えたのがよい結果につながりました」と修正ポイントを明かした。

パッティングで大事なのはリズム。入れたい気持ちがつのれば体は硬化し、早打ちとなってゆく。それはプロもアマチュアも変わらない。そのことを堀は教えてくれている。

22年シーズン、堀はトップ10が優勝1回を含む10回でメルセデスランキングは9位。19年に150位だった賞金順位から見事な復活を遂げている。23年はさらに高みに上っていくことだろう。

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