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山下美夢有は3週連続V逃す PO進出に1打足りず「もう少し伸ばしたかった」

山下美夢有は伸ばしきれず。3週連続優勝はならなかった。(撮影:上山敬太)

<リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧 最終日◇4日◇朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)◇6687ヤード・パー72>

惜しくも快挙達成とはならなかった。全美貞(韓国、2007年)、鈴木愛(19年)に続くツアー史上3人目の“3週連続V”がかかっていた山下美夢有だったが、トータル8アンダーはプレーオフ進出に1打及ばず。3位タイで終えた。

初日が中止、2日目がサスペンデッドとなった今大会。山下は前日に第1ラウンド9ホールを消化し、3バーディ・2ボギーの1アンダーで最終日へ。そして再開後の残り9ホールは12番から4連続で奪うなど5つ伸ばし、5アンダーの首位タイで決勝の9ホールに突入した。

「いい位置で初日(第1ラウンド)を終われたので、優勝を目指してやっていた」というインコースの9ホール勝負。13番、14番と連続で伸ばして首位に並ぶと、15番では8メートルのスライスラインを読み切った。ナイスパーセーブで小さいガッツポーズも見せながら、終盤へと向かっていった。

だが、1打差で入った17番パー3では奥2メートルにつけるも、そのバーディパットを決め切れず。最終18番は決めればプレーオフ進出となる奥3メートルのスライスラインが、そのままカップ左を抜けていった。「緊張感もありながら最終組で回って、もう少し伸ばしたかったとは思う」と、逆転はならなかった。

惜しい結果となったが、それでも「今週はショットが不安定というのがあったから、2日間(2ラウンド)アンダーパーで回れたのは良かったと思う」と及第点を与える。27ホールの“超”短期決戦となったが、「どうしようもないことなので、そういう日もあるかな」と振り返る。

来週はディフェンディングチャンピオンとして臨む、地元・関西戦。「ショットの調整をして来週からまた頑張りたい」と、女王は次戦を見据えた。(文・笠井あかり)

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