松山英樹や名選手を支えてきたプロキャディの進藤大典が10月にジュニア大会を開催 「子どもたちに世界で羽ばたいてほしい」
専属キャディとして松山英樹を6年間サポートした進藤大典が主催するジュニア大会「進藤大典 ジュニアトーナメント2023 Supported by アイダ設計」が10月29日(日)に行われる。
松山のほか、宮里優作や谷原秀人、片山晋呉ら名選手の専属キャディとして支えてきた進藤は「ゴルフを通じて世界を見てきたこの経験を活かせるのは何なのか?」と考え、ジュニア時代に受けた影響が自身を突き動かしたことに気づき“ジュニアゴルファーに最高の思い出と、少しでも世界を知ってもらえるような場を”提供するために今大会を主催した。今年で3回目となる。
「このジュニアトーナメントで育って行った子ども達に世界で羽ばたいてほしい。そして10年、20年、30年後にゴルフを通じて次の世代に恩返しをしてくれたら嬉しく思います。また、この大会を通じて世界への扉を開くサポートをしていけるように考えています。まずは第一歩。このような舞台を作れたこと、支えていただいている皆様に最大級の感謝の気持ちを胸に精一杯ジュニア育成という大きな道を進んでいきます」と、思いを明かしている。
舞台はセブンハンドレッドクラブ(栃木県)。進藤は「この試合ではゴルフの楽しさをより感じてもらうため、アグレッシブな姿勢、最後まであきらめない気持ちを養ってほしい」という願いから、ストロークプレーではなく、他のジュニア大会では見られない1日競技のステーブルフォード方式(※)にて順位を決定する競技形式となっている。ボギーを打たないことよりもバーディを取ることが重要になる競技方法に、“攻める気持ち”を大事にする進藤の思いが詰まっている。
今大会の開催に向けて、きょう7月17日(月)から8月31日(木)までの期間でエントリーが開始。カテゴリーは高校男子・女子、中学男子・女子の4部門となっている。
(※)ステーブルフォード方式(ポイント加点制)
各ホールの規定打数(パー)のオーバー・アンダー数でポイントが決まり、 最終的な総獲得ポイントがより高かったプレイヤーが勝利するというシステムの採点方式。 バーディやイーグルで獲得できるポイントが多いため、よりアグレッシブなゴルフが求められる。この方法は、どんなコースでも失敗を恐れず、攻撃的なプレーを楽しめるように考案された方式だ。
■進藤大典
1999年に東北福祉大学時代の同級生でプロゴルファーの宮里優作に誘われキャディを始め、2013年までに数多くのプロゴルファーのキャディをつとめ、優勝へ導いている。13年以降は松山英樹の依頼で専属キャディとして契約。同年に松山の国内ツアー史上最年少賞金王に貢献。14年からは米ツアーを転戦してともに世界を戦った。現在はプロキャディでありながら、テレビ解説、執筆活動、講演、メディア業他、ミュアフィールドヴィレッジ株式会社の代表取締役をつとめ、スポーツマネジメント業などを行い幅広く活躍中。
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