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3つ伸ばした古江彩佳はパー4でイーグルスタートに… 「ちょっと怖いなと」

古江彩佳はいきなりのショット・イン・イーグルで魅せた(撮影:ALBA)

<ミズホ・アメリカズオープン 3日目◇3日◇リバティ・ナショナルGC(米ニュージャージー州)◇6656ヤード・パー7>

上位を追撃するには十分な一打だった。出だしの1番パー4で、フェアウェイから125ヤードの2打目を50度のウェッジで放った古江彩佳。「すごくよかった。思ったところにキャリーして」と、ピンに向かったボールは、そのままカップに吸い込まれた。イーグルの滑り出しには笑顔もこぼれる。

とはいえ、「ちょっと怖いなと思った。次のホールから何が起こるか分からないので(笑)。その面ではしっかり切り替えられて、いいゴルフのまま終われたと思う」。1イーグル・2バーディ・1ボギーの「69」でトータル5アンダーは首位と7打差の12位タイ。しっかりと上位をうかがう選手の一角を担い、最終日に向かう。

イーグルのあとは惜しい場面もあったが、安全にプレー。「簡単ではないホールもしっかりパーでおさめられた」。最終ホールはボギーとしたが、ムービングデーに3つ伸ばせたことについては満足感がにじむ。

前日はアンラッキーが多い日。そんな不運から一転、幸運も味方につけ、持ち味の手堅いゴルフを貫いた。「しっかりと上位で上がることは大事」。先週からの流れを崩さずに3日間を終えた。「このままのリズムでさらに上位にいければ」と、最終日はさらに上昇気流に乗りたい。

「このコースは調子がよければビッグスコアも出るし、裏を返せば難しい。注意してあしたも頑張りたい」。7ラウンドを戦い、準優勝に終わったマッチプレーの疲れを見せず、ストロークプレーでも強さを見せて、トップを追う。(文・高桑均)

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