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米国女子ツアーへの切符がかかる原英莉花 ボギーフリーの『68』も「普通っていう感じ」とバッサリ

首位と5打差の21位タイで初日を終えた原英莉花。(撮影:鈴木祥)

<TOTOジャパンクラシック 初日◇2日◇太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)◇6598ヤード・パー72>
 
来季の米国女子ツアーの出場を懸け、重要な一戦を迎えた原英莉花。4バーディ・ボギーなしの「68」にまとめたが、「普通っていう感じです」とバッサリ。満足のいく内容ではなかったようだ。

風もなく穏やかな天候となった初日。2020年大会も同コースで行われ、申ジエ(韓国)が3日間トータル19アンダーで制している。スコアの出るコースで風がないとなれば、やはりトップの岩井明愛は9アンダーまで伸ばしてきた。
 
そんななかで原は4アンダー。「もっと獲れるところもありました」と、もう少し伸ばしておきたかったというのが本音だ。バーディ合戦の展開で停滞もボギーも禁物。それでも「ナイスパーセーブもありました」という。前半最後の9番パー5では、刻んだつもりの2打目が木の裏に行ってしまい、3打目は出すだけで4オン。そこから2.5mのパーパットを流し込んだ。後半の15番でも、セカンドを左のガードバンカーに入れてしまうも、2メートルに寄せて、これをねじ込みピンチを切り抜けた。
 
原は追いかけるより “先行逃げ切り”の優勝が得意。 「最終日に、希望あるところで回れるように、スコアをまとめたいと思います」。自身の必勝パターンに持ち込むためにも明日は多くのバーディを奪い、週末はいい位置で戦いたいところ。
 
来季の米国女子ツアーの出場もかかり、いつも以上に優勝を意識してしまう今大会。計りしれない重圧もある中、一日一日、1ホール1ホールに全力を注いでいく。

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