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32ランクアップの小平智は「底上げできている」と成長を実感 あすの最終日は「1つでも上に」

「66」で急浮上した小平智(撮影:GettyImages)

<AT&Tバイロン・ネルソン 3日目◇13日◇TPCクレイグランチ米テキサス州)◇7414ヤード・パー71>
 
トータル4アンダー・65位タイでギリギリ予選通過を果たした小平智が、ムービングデーに躍動した。

この日はスタートの10番ホールでセカンドショットを2メートル弱につけてバーディを先行させると、309ヤードと距離が短い14番パー4では残り35ヤードのバンカーショットを1メートルちょっとにつけてバーディを奪取した。後半もショットをピンに絡めて4つのバーディを重ねて「66」。トータル9アンダーとして32ランクアップの33位タイまで浮上してきた。
 
「調子自体は予選2日間と変わらないけど、きょうは一番風がなかったので回りやすかった。バーディチャンスにもきょうは多くついたかなと思うし、マネジメントしやすかった」と好ラウンドを振り返る。
 
前日はホールアウトした時点で「通らないと思った」と予選落ちを覚悟していたが、最後の選手が最終ホールのパー5でバーディを獲れなかったことで、ギリギリで決勝ラウンドに進出。「通るのと通らないのと、天と地の差がある。こうやってチャンスをものにできるラウンドが続けば、自分の中でも自信ができると思うので、そういうのを続けていきたい」と、3日目に順位を上げることに成功した。
 
今シーズンは準シードの限られた試合のなかで、手応えを感じている。「前みたいにダントツで予選を落ちるとかなくなって、1打、2打になってきている。そこは我慢強くできていたり、底上げできていると感じている。成長を感じていても上にいかないといけない勝負の世界なので、できるだけ頑張って1つでも上に行けるようにしたい」。2018年の「RBCヘリテイジ」で初優勝したのを機に、米ツアーへ本格参戦して6年目。周りの選手たちのレベルの高さはよくわかっている。
 
現在、小平のフェデックスカップランキングは174位。来季の出場権を得るためには、9月から始まるフェデックスカップ・フォールの7試合を終えて125位以内に入らなければならない。そのために最終日もしっかり伸ばして終わりたい。

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