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西村優菜は落ち込んだ12月から、30センチ髪を切ってスッキリ 「目標は米ツアーのシード」

髪の毛もサッパリして気分一新。西村優菜が大事な国内2連戦を戦う(撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇28日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

西村優菜は昨年12月に今季の米ツアー出場目指して最終予選会のQシリーズに出場。来季前半戦のほぼすべての試合に出場することができる20位以内に2打足らず、24位タイという結果に涙した。12月半ばに帰国したが、「本当に気持ち的にしんどくて、2週間くらいゴルフしてなくて、それは初めてだった」と落ち込んだ。しかしそれが、「いま思えばいい時間だった」と西村はいう。

「ああいう成績だったので米国に行くか日本に残るかは決めていなかった。少し時間をとって考えて、アメリカツアーに重きを置きたいと思えたので、そのために何をしていこうかと考えた結果、スイングにもつながった。そういった意味ではいい時間だった」。このオフはアメリカ転戦を考えて、手先ではなく体でタイミングを取れるように、スイング改造にも取り組んだ。

今週、来週と日本で2試合を戦った後、渡米する予定。シーズン初戦となる「LPGAドライブオン選手権」(米アリゾナ州・3月23~26日)にはエントリーを済ませており、翌週の「DIOインプラントLAオープン」(米カリフォルニア州・3月30日~4月2日)はウェイティング2番手で出番を待つことになる。「ウェイティングなので少し厳しいかもしれないですけど、現地で待って最悪クオリファイ(予選会)を受ける形になると思います」。

そして、日本で戦うこの2試合も重要な意味を持つ。4月開催の海外メジャー「シェブロン選手権」(米テキサス州・4月20~23日)の出場資格は世界ランキング40位まで。昨年の30位から枠が広がって、現在44位の西村にも出場のチャンスが出てきた。「2試合しかないですけど、それまでに順位を上げて、ラッキーも必要かもしれないですけど入れば最高かな。そこも1つ頭に置いて2試合は頑張りたい」と意気込む。

「目標は米ツアーのシード」と定め、1月は宮崎、2月はグアムで合宿を行った。帰国した後、「アメリカに行くし長い髪も邪魔だし切ろうと思って、30センチ弱くらい切りました。一番短いかもしれない。(シャンプーは)3プッシュだともったいない」。落ち込んだ12月から、新しい髪型となってスッキリとした西村の笑顔がはじけた。(文・下村耕平)

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