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6年ぶりVの川岸史果 契約フリーになりドライバーの不振を払拭していた【勝者のギア】

川岸史果を支えた14本とは?(撮影:gettyimages、ALBA)

<リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧 最終日◇4日◇朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県)◇6687ヤード・パー72>

 

悪天候で27ホールに短縮された国内女子ツアー第14戦は、トータル9アンダーで並んだ川岸史果と佐久間朱莉がプレーオフ(18番パー5)を行い、1ホール目でバーディを奪った川岸に軍配。ルーキーイヤーだった2017年「マンシングウェアレディース東海クラシック」の初優勝から6年ぶりとなる勝利で、ツアー通算2勝目をつかんだ。

初優勝の翌18年には「人に当ててしまうんじゃないかと思うくらい」と、深刻なドライバーの不調に悩みシードを喪失した川岸。その後「一番状態のいいクラブを選べる」と、21年にクラブ契約フリーとなり選択肢が増えたことで「気持ちが楽になった」と話す。21年の後半あたりから自信と、持ち味だった飛距離を取り戻し始めた。

クラブを選ぶ時のポイントは「ヘッドの顔と打感とスピン量」。ドライバーは2週間前にキャロウェイ『ローグST◆◆◆LS』から新作の『パラダイム◆◆◆』へすんなり変更が出来た。「実は打感があまり好きじゃなかったんですけど、顔と実際に打ってみて曲がり幅が狭まったのがポイント」と話している。

アイアンは変わらず古巣のミズノ『ミズノプロ223』を愛用し続ける。この試合まで、今季13戦してトップ10入り6回と安定して上位にいたが、優勝を重ねる選手と自分との差を「アイアンがピンに絡まなければ」と分析し今年の改善に成功していた。

「ドライバーが回復してきて、優勝するにはもうちょっとアイアンが絡まなければいけないところがかみ合ってる感じ。2、3年前は乗っただけとか、バーディトライが8メートルとか遠かったけど、それを1ピン前後や、100ヤード以内なら2メートル以内につけられるよう意識していました」

下記のように、UT3本とウェッジ3本もミズノ製。クラブ契約フリーになったが、上の2本とパター以外の計11本がミズノとなっている。

【川岸史果の優勝セッティング】

1W:キャロウェイPARADYM◆◆◆(9°、TOUR AD UB-5S)

3W:キャロウェイROUGE ST◆◆◆(15°、TOUR AD UB-6S)

UT:ミズノMP CLK(19,22,25°、ツアーAD DI-85)

6I~PW:ミズノプロ223(N.S.PRO V90 S)

48,53,58°:ミズノプロS18(DG95 S200)

PT:オデッセイWHITE HOT VERSA DOUBLE WIDE

BALL:ブリヂストンTOUR B X

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