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岩井明愛が涙のツアー初優勝 双子の妹・千怜は祝福「自分のことのようにうれしい」

妹の千怜(手前)とハグで優勝の喜びを分かち合った(撮影:米山聡明)

<KKT杯バンテリンレディス 最終日◇16日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6523ヤード・パー72>

1打差逆転でプロ2年目にツアー初優勝を遂げた岩井明愛。双子の妹・千怜はすでにツアー2勝を飾っており、史上初となる“双子V”を達成した。

明愛のひとつ前でプレーしていた千怜は、自身がホールアウトしてアテスト終了後、その戦況を18番グリーンそばで見守っていた。「ドキドキしていましたね。何があるか分からないですし、1打差ということで、本当にドキドキでした」。そして明愛が短いウイニングパットを決めるやいなや、千怜は目を潤ませて駆け寄り、ハグで喜びを分かち合った。

「うれしいですね、自分のことのようにうれしいです」と感慨深げに話した千怜。ハグしたときには言葉を交わしたが、「『おめでとう』とは言ったけど、よく覚えていないです。多分言葉が出なくて…」と感極まったその瞬間を振り返る。

快挙を達成したツアー最強ツインズは、さらに上を目指す。「ふたりでもっともっと歴史を作っていきたいし、ゴルフ界を盛り上げたい。(明愛の)優勝はうれしいですけど、わたしも優勝してもっと大きなことを成し遂げたいです」。これからも切磋琢磨しながら、ふたりの物語をつむいでいく。

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