タイガー・ウッズは全米オープン欠場 新たに33選手が出場権獲得、LIV組は現在11人
「全米オープン」を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)は22日、6月15日に開幕する今季メジャー第3戦の出場資格を新たに獲得した33名を発表した。
5月22日付の世界ランキング60位内の資格で得たのは25選手。2015年「全米プロゴルフ選手権」覇者で、全米オープンは2位が2度のジェイソン・ディ(オーストラリア)は世界ランキング22位、同ランキング44位のパトリック・リード(米国)らメジャー覇者も含まれた。
世界ランキング18位のタイレル・ハットン(イングランド)は7度目の出場、前週の全米プロで4位に入ったキャメロン・デイビス(オーストラリア)は世界ランキング49位となり初出場。エイブラハム・アンサー(メキシコ)、ウインダム・クラーク(米国)、トミー・フリートウッド(イングランド)、リッキー・ファウラー(米国)、ミト・ペレイラ(チリ)、トーマス・ピータース(ベルギー)らも入った。
また、そのほかの出場資格では、今季PGAツアーのフェデックスカップ・ランキングで、有資格者を除く上位5選手のヘイデン・バックリー(米国)、マッケンジー・ヒューズ(カナダ)らが獲得。DPワールド(欧州)ツアーからはミンウー・リー(オーストラリア)、スリストン・ローレンス(南アフリカ)らが入った。
2000、02、08年と3度の勝利に輝いたタイガー・ウッズ(米国)は、その動向が注目されていたが欠場を決めたことも伝えられた。ウッズは4月の「マスターズ」に参戦し、予選通過を果たしたが悪天候で第3ラウンドを終えられず、足の痛みを訴え最終日の朝に大会から途中棄権。その後4月下旬に足首固定の手術を受け、現在はリハビリ中で、その動向が注目されていた。ウッズは1995~20年までに8度のトップ10入りを果たしている。
「LIVゴルフ」に参戦する選手は、20年大会覇者のブライソン・デシャンボー(米国)、20年全米プロ覇者のフィル・ミケルソン(米国)、22年「全英オープン」覇者のキャメロン・スミス(オーストラリア)ら計11選手が現在出場資格を得ている。
カリフォルニア州ロサンゼルスのロサンゼルスCCノースCで初開催される全米オープンは出場156名で、現在出場資格を得たのは84選手。この後、全米では5月22日から始まる最終予選会、DPワールドツアーの全米オープン・クオリファイシリーズの4大会上位2選手、NCAAディビジョン1(大学選手権)の勝者、PGAツアーの複数大会覇者、そして6月12日付の世界ランキング60位内が出場権を獲得する。
なお、日本勢は松山英樹がすでに出場を決めており、22日に茨城県で行われた最終予選を突破した石川遼と永野竜太郎も出場が決まっている。(文・武川玲子=米国在住)
Follow @ssn_supersports