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上田桃子が不調になると繰り返す「スライド&ターン」の動きとは?

体を左の壁にぶつけるようにわずかにスライドしながら左足で踏み込む。その後、左腰を回すと上体を真っすぐに保ったまま回転できる

ヘッドの芯に当たらない、左右に曲がるといったようにショットの調子が悪くなるときは、軸が右に傾いて手元が浮き、フェースが開いていることが多いんです。だから切り返し後は、軸を保ったまま下半身からの切り返しを意識します。左足の踏み込みと連動して手元を真下に下ろすのが理想ですね。

具体的には、切り返し後、いきなり左腰を回転させないように意識しています。いきなり回すと、左腰が引けて上体から打ちにいってしまう。切り返し後に体を左の壁にぶつけるようなイメージで、少しスライドさせてから左腰を回すのが正解です。そうすると、上体を真っすぐに保って下半身から切り返せるので、インからクラブが下りてきます。

その際に意識しているのが、左サイドの筋肉です。左背中、左お尻、左モモ裏を使ってクラブを振り下ろすと、軸を保つことができるため、手元がストンと下りてボールがつかまりますよ。

上田桃子
うえだ・ももこ/ 1986年生まれ、熊本県出身。ツアー通算17勝を誇るベテラン。2007年に賞金女王に輝く。今季は自身初のメジャー優勝が目標。開幕戦は2位タイに。ZOZO所属

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