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オーストラリア出身のルーカス・ハーバート 「手汗をかくから」グリップは“カンガルー革”&“ワニ革”【勝者のギア】

オーストラリア出身、ルーカス・ハーバートのグリップはカンガルー革だった(撮影:ALBA)

<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 最終日◇23日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7039ヤード・パー70>
 
日本で初めて開催された欧州ツアーで初代王者に輝いたオーストラリア出身のルーカス・ハーバート。欧州ツアー3勝、米国男子ツアー1勝と世界をまたにかけて戦う27歳のキャディバッグの中身を見ていこう。

PGM石岡ゴルフクラブに来てから「特にクラブは換えてない」というハーバート。そして、「優勝できた理由はドライバーが良かったから。このコースはすごくドライバーがキーになってくるコースだと思っていた」と語る。300ヤードを超えるドライバーショットを武器に、フェアウェイキープ率は4日間で78.571%(10位)をマーク。ティショットが安定していた。
 
最終日は同組の星野陸也が刻んでいるホールでも、ドライバーを積極的に握って、短いクラブで端に切った厳しいピンを攻め続け、パーオン率は88.89%で1位を記録した。そのドライバーは、今年発売されたばかりのテーラーメイドの『ステルス2 PLUS』、シャフトはトゥルーテンパーの『HZRDUS SMOKE GREEN 6.5TX70』の組み合わせだった。

そのドライバーを含めて、パター、ボールまで契約するテーラーメイド製。アイアンはマッスルバックのタイガー・ウッズモデル『P・7TW』を使う。そのなかで気になったのは革製のグリップを挿していること。ドライバーからウェッジまではグリップマスターの“カンガルー革”、パターは“ワニ革”なのだ。グリップにオーストラリアならではの色が出ている。
 
「手汗をかくので、革のほうが滑らない。ここ10年くらい革製のグリップを使っているね」。ラバー製よりも革製のほうが滑りにくく、雨にも強い。この革製グリップにはステッチが入っているので、それがバックラインのような役割を果たす。
 
また、50、56、60度のウェッジとパターの4本は黒いスチールシャフトで、シルバーに光るアイアンのシャフトとは違う。これには「クールだから」と一言。

ボールはテーラーメイドの『TP5』で、ナンバリングは『23』。理由については「マイケル・ジョーダン、レブロン・ジェームズ、デビッド・ベッカム、オーストラリアのシェーン・オーウェンといった23番を着けた選手はみんな素晴らしいアスリートだったので、いいことがあるんじゃないかと思って」と語る。独自のこだわりが散りばめられたキャディバッグだった。
 
【ルーカス・ハーバートの優勝クラブセッティング】
1W:テーラーメイド ステルス2 PLUS(10.5度/HZRDUS SMOKE GREEN 6.5TX70)
3W:テーラーメイド ステルス PLUS(15度/Diamana DF80 TX)
5W:テーラーメイド ステルス2 PLUS(18度/TENSEI Pro White 1K 90 TX)
4I:テーラーメイド P・770 【2020】(DG EX TOUR ISSUE X100)
5I~PW:テーラーメイド P・7TW(DG EX TOUR ISSUE X100)
50度:テーラーメイド MG3(DG EX TOUR ISSUE X100)
56、60度:テーラーメイド MG3(KBS)
PT:テーラーメイド Spider Tour
BALL:テーラーメイド TP5

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