岩井千怜は一つ先輩・山下美夢有の強さに脱帽「スキがない」
<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日◇9日◇花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース(兵庫県)◇6435ヤード・パー72>
トータル9アンダー・首位タイで迎えた18番パー4。セカンドショットをバンカーに入れた岩井千怜は、それでも「これを入れれば勝てる」と果敢に挑んだが、結局、寄らず入らずのボギーとして山下美夢有に1打及ばずの2位タイに終わった。
2、4、5、8番でバーディ。前半から飛ばしたのは山下の強さを知っているからだ。
「(山下は)めっちゃ強かった。強いというかスキがないというか。それは分かっていたので、私も頑張ってついていかなければ、という感じだった。スタート前は厳しい戦いになると思っていたので、スキのないゴルフを私も心掛けたんですが…。でも美夢有さんは状況を把握しながら、狙うところは狙う組み立てがすごい」
後半も10番でバーディを奪ったが、14番で痛恨のボギー。16番パー5で取り返して必死に食らいついたが、最後に万事休した。
昨年の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」「CAT Ladies」に続く3勝目こそ逃したものの、「この位置で戦えることは楽しい」と若手らしい気持ちの切り替え。
「次があるし、この悔しさを次の試合で絶対に生かしたい」
いずれ追いつき、追い越してみせる。2002年7月生まれの20歳は、一つ先輩となる山下の背中をしっかりと目に焼き付けた。
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