• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 猛チャージで3位フィニッシュ! 古江彩佳は再び主戦場へ「帰ってきてよかった」

猛チャージで3位フィニッシュ! 古江彩佳は再び主戦場へ「帰ってきてよかった」

首位に迫ろうかという追い上げを見せた古江彩佳。しっかりとトップ3で4日間を終えた(撮影:上山敬太)

<明治安田生命レディス ヨコハマタイヤ 最終日◇12日◇土佐CC(高知県)◇6228ヤード・パー72>

スポット参戦で日本ツアー今季初出場を果たした古江彩佳が、さすがのプレーを高知のファンに見せつけた。最終日に7バーディでボギーなし。ベストスコアタイとなる「65」をマークし、トータル16アンダーの3位タイという結果を残した。

ホールアウト後は「満足です」と笑顔。いつも通りのほんわかしたムードだが、そのプレーは圧巻だった。9番から5メートル、5メートル、2.5メートルを立て続けに沈めると、12番では残り117ヤードを60センチにつけるショットで4連続バーディを奪った。「きのうはパターが入らなかったけど、きょうは入ってくれて。最終日に伸ばせて、ボギーなく上がれたのはよかったです」と、特にショットに手ごたえを感じた。

優勝には及ばなかったが、タイ、シンガポールからのアジア3連戦も疲れを感じさせないプレーを続けた。「最終日はパットもショットも思い切って、つっこむことができた」と、ピン、そしてカップを果敢に狙う強気のプレーをビッグスコアにつなげた。

予選ラウンド、そして決勝ラウンドの4日間を、これから米国ツアーに挑戦する勝みなみと回った。「ずっと一緒のプレーヤーと回るのは初めて」と、これには驚きつつも「楽しく回らせてもらいました」。プレー面でも「いいゴルフができてラッキー。帰ってきてよかったな」と、日本でいい時間を過ごせたようだ。

ここから一度、地元の兵庫県に戻り、その後に渡米。3月23日に開幕する「LPGAドライブオン選手権」(アリゾナ州)から再び主戦場でプレーしていく。「しっかり楽しむことを忘れずに、上位の回数を増やしていきたい。去年はメジャーで苦しんだので、まずはそこで予選通過を目指して4日間戦いたい」というのが今季の目標。そして「帰ってきたときに、タイミング次第で出たいと思います」と、日本のファンの前で再びプレーすることも約束した。(文・間宮輝憲)

関連記事