「いえーい! って感じ(笑)」 20歳ルーキー・鶴瀬華月がプロ初のエース達成
<ゴルフ5レディス 初日◇1日◇ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)◇6472ヤード・パー72>
暴風雨が吹き荒れて厚い雲が空を覆ったが、それを吹き飛ばすような快打が飛び出した。昨年の最終プロテストに合格した20歳のルーキー・鶴瀬華月が8番パー3でホールインワンを達成。「超うれしいです!」と喜びの言葉は止まらない。
実測163ヤードで、ピンはグリーンの左奥。この日の南風は、右からのアゲンストとしてホールに強く吹き付けた。いつもより1番手上げた5番アイアンで、「とりあえずいけー! とあまり考えずに打ちました」と放った打球は、狙いより少し左へ。それでもピンの右に着弾すると、左にはねてそのままカップに吸い込まれた。
ティを拾い上げていたため、ボールが“消える”瞬間を見届けることはできなかったが、ギャラリーや同伴競技者からの『入った!』という声にバンザイ。「いえーい! っていう感じでした(笑)」とニッコリ。キャディらと喜びを分かち合った。
アマチュア時代には3度の経験があるが、プロになってからは「初めて」。さらに1ホールで2つ伸ばす“イーグル”として考えても、プロになって初のこと。指定外ホールインワン賞として、開催コースのゴルフ5カントリー美唄コースから賞金10万円が贈られるが、「超うれしいです。ありがとうございます(笑)。欲しいものは…これから考えます」と臨時の“お小遣い”に頬は緩みっぱなしだ。
この日はボギーを5つ叩いて「74」。2オーバーの39位タイで2日目へと向かう。「ラッキーもあって、きょうは(スコアロスを)抑えられたほうだとは思う。あした以降につなげていきたいです」。この幸運を弾みに2週連続の予選通過、さらに上位浮上を目指していく。(文・笠井あかり)
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