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田中裕基が今季2度目のエース達成 1回目の副賞は“クラウン”、まもなく納車だが懸念点も…

今季2度目のホールインワンを達成した田中裕基(大会提供)

<ACNチャンピオンシップ 2日目◇6日◇三甲ゴルフ倶楽部 ジャパンコース(兵庫県)◇7295ヤード・パー72>

20歳の田中裕基が187ヤードに設定された3番パー3で今年2回目のホールインワンを達成した。「ちょっとラッキーですね」と驚きを隠せなかった。

6番アイアンで放ったショットはピン手前5メートルの位置に着弾し、見事カップイン。「(ピンに)絡んだかなと思いました」と手ごたえはあったが、田中からは逆光で見えなかったらしく「ギャラリーの方が騒いでいたので」と周りからの歓声でわかったという。

田中は4月の「中日クラウンズ」でも196ヤード(5番アイアン)からホールインワンを決めており、そのときの賞は価格として500万円以上するトヨタの高級車『クラウンCROSSOVER G “Advanced・Leather Package”』を手に入れている。

「来年の1月に届きます。いま、スイフトのコンパクトカーに乗っているので駐車するときが不安ですね(笑)」と待ち遠しさもありながら、懸念も明かす。今回はホールインワン賞に該当しないホールではあったが、大会運営事務局から10万円の贈呈がされた。

2日目は1イーグル・1バーディ・3ボギーの「72」で回りトータル3アンダー・36位タイで予選ラウンド突破を決めている。「フェアウェイキープがあまりできなかったぶん、ラフから打つことが多くてなかなかバーディパットを打つ機会が少なかったです。風もちょっと出ていましたし。そういった意味では、ガマンのゴルフでした」と苦しい一日になったようだが、“ラッキー”のおかげで決勝ラウンドへの切符をつかんだ。

今季はこれまで16試合に出場し12回の予選通過、最高順位は24位タイで賞金ランキングは73位に位置している。来季のシード権獲得の75位内に入るためにも、今大会は上位フィニッシュを目指していく。(文・高木彩音)

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