5勝目を挙げた青木瀬令奈が休養中の親友にエール「美寿々はきっとやってくれる」

＜大王製紙エリエールレディス　最終日◇19日◇エリエールゴルフクラブ松山（愛媛県）◇6575ヤード・パー71＞

2打差の2位から出た青木瀬令奈が5バーディー・1ボギーの「67」をマーク。トータル13アンダーで逆転優勝、通算5勝目を挙げた。

「私が5勝目を挙げることによって救える人がいる」。この勝利を一番に報告したい親友がいる。それが同級生の成田美寿々だ。

2012年の「富士通レディース」でツアー初優勝。通算13勝と国内女子のトッププロとして長年活躍した成田だが、19年の「大東建託・いい部屋ネットレディス」を最後に優勝から遠ざかり、20-21年シーズンにシード権を喪失。そして、22年の11月に無期限の休養を表明した。

二人はともに宝塚歌劇団の熱烈なファンで、お互いを「旦那」、「嫁」と呼び合うほどの親友同士。いまは“職場”こそ離ればなれになってしまったが、常にお互いを気にかけている。

「私の頑張りで『自分も頑張ろう』と思ってくれる仲間がいる。言葉で励ますのではなく、自分の成績でハッパをかけるのが効果的。私の5勝目を見て、美寿々はきっとQTでやってくれると思っています」。ツアー復帰へと歩む親友へエールを送った。