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上田桃子、54度目の挑戦 好感触パットで初メジャー制覇へ3差発進「いくつボギーを減らせるか」

上田桃子、“54度目の正直”へ好発進(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇4日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

プロ19年目、ツアー通算16勝の上田桃子。54度目となるメジャー初制覇への挑戦は、4バーディ・5ボギーの「73」で、首位と3打差の11位タイで滑り出した。

インの10番から出た上田は、3メートルのバーディパットを沈めると、続く11番パー4では5メートルを流し込んで連続バーディ。「難しい」と話した13番、14番で連続ボギーとして振り出しに戻ったが、ティショットの打ちどころを警戒していた16番パー4は、理想的な1打目を放ちパーで切り抜けると、17番パー5では2.5メートルのフックラインを読み切り、18番パー4では5メートルの下りのスライスラインも決めて再び連続バーディを奪った。

2アンダーで折り返した後半は厳しいピン位置に対して「いいところに乗っても尾根がかかるところにピンがあって、しっかりバーディパットを打っていけない難しさとストレスがたまる感じでした」とバーディを奪えず、逆に3つのボギーで後退した。「連続バーディをとれていたので、その流れに乗っていければ良かったんですけど、ボギーが来てしまって厳しい戦いでした。難しいです、やっぱり」とメジャーセッティングの難しさを改めて感じた。

「なかなかバーディが来ないコースなので、ほんとに粘り強くゴルフしていかないといけない。その中では、いいバーディが決まっていたので、明日以降、いくつボギーを減らせるか」。今季は三角ネックのオデッセイ『トライビーム ダブルワイド』を投入している。パッティングに安定感が出ていて、ここまで平均パット数は堂々のツアー1位。この日も、3~5メートルのミドルパットをきれいに沈めるなど、4つのバーディを奪っている。

メジャー初制覇に燃える36歳。百戦錬磨の上田にとって、首位との3打差は大したビハインドではないかもしれない。

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