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約4年ぶりのギャラリー1万人越え 岩井千怜「多ければ多いほど好きなのでありがたい」

この大ギャラリー! 大会はますます盛り上がりそう(撮影:上山敬太)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 初日◇4日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

今季国内公式戦初戦の初日は、ゴールデンウィークの最中で最高気温25度を超える観戦日和。1万2001人の入場者数を記録した。コース内は“コロナ明け”を告げる賑わいを見せた。

6時30分のギャラリーゲートオープンの30分以上前から、ゲート前は多くの人であふれていた。午前中には1万人を越え、スタートホールやギャラリープラザは人で埋め尽くされた。大会初日の入場者数としては、2017年大会の1万3097人に次ぐ歴代2番目の多さ。1日で1万人の入場者数を越えたのは、1万6091人を記録した19年の「日本女子オープン」最終日以来、約4年ぶりとなった。

20年から新型コロナウイルスが猛威をふるい、入場者数に制限を設けるシーズンが続いていたが、今季から上限を廃止。来週5月8日から新型コロナウイルス感染症の位置づけが2類から5類に引き下げらえることもあり、“日常”が戻る秒読みのタイミングといえるだろう。

大勢のギャラリーに囲まれ声援や拍手の大きさに、選手たちも普段と違う様子を感じた。「いつもよりギャラリーの方が多くて、いつもより少し緊張しました」(岩井明愛)、「(ギャラリーは)多ければ多いほど好きなので、来ていただいてありがたいです」(岩井千怜)、「この大会はいつも多いなって感じるんですけど、コロナ禍でゴルフ人口が増えているのか今年は特に多いなって思います。声援の大きさが力になりますし、ありがたいと思っています」(青木瀬令奈)。ギャラリーの声援や拍手に選手は普段以上に力をもらい、メジャーらしい熱戦を演出した。

また、今大会は昨年のプロテストに合格した選手のうち出場資格のない11人が「ルーキーキャンプ」に参加。スコアラーやフォアキャディ、ドライビングディスタンスの計測などの業務に従事している。今季ステップアップツアーを主戦場とする小暮千広は、アマチュア馬場咲希、尾関彩美悠、岩井明愛組のスコアラーも担当。「ステップアップツアーにないギャラリーの多さで、早くこの舞台で活躍できる選手になりたい」と目を輝かせた。

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