吉田優利 強気のパットに反省と手応え「私らしさが戻ってきた」

強気のパットが身上の吉田優利(撮影:福田文平)

静岡県伊東市の川奈ホテルGC富士Cで開かれた「フジサンケイクラシックレディス」に出場した吉田優利は、3日間着実にスコアを伸ばしたが首位に3打届かず、1アンダー6位タイで終了した。

大会後に自身のインスタグラムを更新した吉田は、コメントで「今週も強すぎるパッティングのせいで3パットもしてしまいましたが、しっかり打てる私らしさが戻ってきました」と反省しつつも、翌週以降に向けての手応えを感じたようだ。

1860年に開催された第1回全英オープンに出場し、その後4回の優勝を重ねたトム・モリスに「Never up, never in(届かなければ、入らない)」という名言がある。ゴルファーなら一度は耳にしたことのある言葉だろう。パットの名手と呼ばれる人はカップをオーバーする強い球を打つのだ。吉田も強気のパットが身上。自分らしさを取り戻しつつあるというのだから、これからはもっともっと攻める吉田が見られそう。
 
吉田の昨年度の平均パット数は1.7606でツアー3位だった。今年度は現時点で1.8094、29位にとどまっているが、パッティングに好感触を得たのか「もっといいプレーができると思えた週でもありました」とも語っており、これからの巻き返しを見据えていた。
 
そして「今週も応援していただきありがとうございました」とファンに向けてのメッセージで投稿を締めくくっていた。
 
吉田の次戦は、パナソニックオープンレディーストーナメントの予定。強気のパットでさらに上位を目指してほしい。

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