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金谷拓実は18番バーディ締めでガッツポーズ!「優勝のチャンスは十分ある」

会心バーディ締めでこぶしを握りしめる金谷拓実(撮影:佐々木啓)

<ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 3日目◇22日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7039ヤード・パー70>

圧巻の最終18番ホールだった。残り150ヤードを9番アイアンで打った金谷拓実のセカンドショットは、ピンに向かってきれいな放物線を描き、手前1メートルにつけるナイスショット。このバーディパットを沈めてトップと2打差のトータル11アンダーとし、ガッツポーズが飛び出した。

「16番のパー5でバーディが獲れなかったので、18番でバーディが獲れて良かったです」と本人は振り返る。インで唯一のパー5で伸ばせなかった悔しさが、最後のパフォーマンスにつながったようだ。

金谷は今年2月に行われた「インターナショナルシリーズ・オマーン」でアジアンツアー初優勝を挙げた。日本で「関西オープン」が行われた先週はアジアンツアー「インターナショナルシリーズ・ベトナム」への出場を選択。そこでは3日目を終えて後続に3打差を付けて単独トップに立ったが、勝ちきれずに4位タイに終わった。

「悪いプレーはしていなかった。タイミングもあると思う。今週もいいプレーができているので、明日も同じことを繰り返すだけ」と、表情は自信に満ちあふれている。昨シーズンは積極的に海外ツアーに参戦したが、予選落ちが続いて自信を喪失していた。それが、21年の国内男子ツアー「東建ホームメイトカップ」以来となるオマーンでの優勝をきっかけに、「いまは本当に自信がある」と話す。

欧州ツアーとの共催試合で先週のアジアンツアーに続く優勝争い。「優勝するチャンスはあると思うし、また明日も自分らしいプレーをして頑張ります」。最終日は最終組の2つ前からスタート。序盤からバーディを重ねて、上位の欧州勢を慌てさせたい。(文・下村耕平)

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