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マスターズ制覇から多忙 美食の街出身のラームが来年の“チャンピオンズディナー”に意欲!?

ジョン・ラームが来年のチャンピオンズディナーについての構想を語った(撮影:GettyImages)

今季メジャー初戦の「マスターズ」を制したジョン・ラーム(スペイン)は多忙な日々を送っている。

マスターズ翌週の“格上げ大会”の「RBCヘリテージ」(4月13~16日・サウスカロライナ州)に参戦し、1週のオフを経て今週は「メキシコオープン」(4月27~30日)でタイトル防衛に臨む。

オフの週にはマスターズチャンピオンとして多くのメディアに登場。元PGAツアー選手で今は米CBSテレビの解説を務めるコルト・ノースト(米国)のラジオ番組に出演、その中で来年のチャンピオンズディナーについて語った。

ラームはスペインのバスク地方バリカの出身。フランスとの国境にまたがるこのバスク地方は「屈指の美食の街」として世界中に知られている。ラームはすでに「前菜」と「デザート」を心に決めており、スペインの超有名シェフ、ホセ・アンドレ氏からのアドバイスも受けているという。

もっとも力を入れるのは“ワイン”のセレクションだが、「もういくつか決めていることがある」とし、「前菜はスペインのハム! イベリコ豚の生ハムでワインを合わせる。デザートももうほとんど決めている」とした。

さらにノーストは「ジョンが支払うのか?」と尋ねると。「それが新たに発見したことなんだ」とラーム。

マスターズチャンピオンとなったラームは、早速オーガスタのリドリー会長のもとに聞きに行ったところ、「ディナーの予算? 君が使いたいだけ使えばすばらしい」という応え。つまりラームが準備をしてラームが支払うというものだったと笑う。

マスターズチャンピオンはもちろん母国や出身地の食材や料理で歴代チャンピオンたちをもてなす。今年は昨年のチャンピオン、スコッティ・シェフラー(米国)がテキサス州の“リブアイステーキ”を披露した。

昨今のメニューの中で一番人気はもちろん松山英樹。日本が誇る寿司と刺身、タラの西京焼きに宮崎牛のリブアイ、そしてストロベリーケーキのディナーだった。2018年には同じスペインのセルヒオ・ガルシアがスペイン料理でもてなしているが、早くもラーム選択のメニューに期待がかかっている。(文・武川玲子=米国出身)

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