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しなやかなフットワーク 腕は何もしない岩田寛【男子TOP10 ドライバー連続写真解説】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

2022年賞金ランキング6位の岩田寛のスイングを解説(撮影:佐々木啓)

2022年の男子ツアーを振り返ると、賞金王に輝いた比嘉一貴や比嘉に次ぐ2位の星野陸也ら、今年の男子ツアーは20代が活躍する一年だった。ここではツアープロコーチ・石井忍が、国内男子賞金ランキングでトップ10に入った選手たちのスイングを連続写真で分析し23年の活躍を占う。

足打ちスイングで飛ばす岩田寛のドライバースイング【連続写真】

今回は賞金ランキング5位の岩田寛のスイングを解説。22年シーズンは「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップゴルフトーナメント」で優勝し、通算4勝目を挙げた。出場試合数は25試合でトップ10回数は8回。ドライバーの平均飛距離とフェアウェイキープ率を合算した数値、トータルドライビングでは7位を記録している。

そんな岩田のスイングの特長について石井は「しなやかなフットワークで飛ばしていく柔らかいスイングです。手打ちという言葉がありますが、岩田さんの場合は腕は何もしない“足打ち”です」と話す。

「両腕がつくったスペースをずっと変えずに、腕は極力なにもしていない。切り返しは下半身がしゃがむような動きで、左サイドを伸ばすことなく左に回転していき、クラブが体に引っ張られて動き始めています。そして、インパクトで蹴り上げることで飛距離につながっています」

「スイング中は終始両ヒジの間隔が変わらず、腕の動きを極力抑えて振っている。体と腕とクラブが同調しているので、長く活躍できるのです」と、プロ転向04年から19年経つ今でも奮闘する秘訣を説明した。

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