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カタールはサウジアラビア派へ 来年はドーハGCでアジアンツアー開催 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

カタール・マスターズに終止符…(撮影:GettyImages)

2022年はサッカーのFIFAワールドカップ開催で注目を集めたカタールは、四半世紀近く開催を続けて来たDPワールドツアーとしての“カタール・マスターズ”に終止符、開催コースの“ドーハGC”がアジアンツアーと契約、23年2月にアジアンツアーの“インターナショナルシリーズ・カタール”が開催される。

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1998年に第一回を迎えた“カタール・マスターズ”は本来、来年は25回の記念大会を開催するはずだった。同大会は2009年には世界ランキング50位内の18選手が出場するなど人気大会の一つ、カタールはDPワールドツアーにこれまで3月に開催されていた日程をシーズンの後半へと移動させたい希望を伝えていたが、DPワールドツアーはこれを却下したと英テレグラフ紙が伝えている。

その一方で巨額の賞金でLIVゴルフをバックアップするサウジアラビアはアジアンツアーにも投資、10年間で3億ドル(約400億円)規模を投じる“インターナショナルシリーズ”の開催をドーハGCにオファー、「ドーハGCは断ることができなかった」と2023年2月16〜19日、ドーハGCで開催に同意した。

DPワールドツアーは、これまでパートナーだったスペインのバルデラマGCが来年はLIVゴルフを開催するのと同様にカタールを失うこととなった。インターナショナルシリーズ・カタールの賞金総額は250万ドル(約3億3700万円)、その前週の2月9〜12日はやはり隣国のオマーンで“インターナショナルシリーズ・オマーン”が賞金総額200万ドル(約2億7千万円)で、3月9〜12日は“インターナショナルシリーズ・タイランド” 、賞金総額は250万ドル(約3億3700万円)が行われる。

PGAツアーとDPワールドツアーが日本、韓国、インドツアーと手を組み、アジアから欧州〜米ツアーへの道を開く一方で、サウジアラビアは中東〜アジアへと戦略を進める。

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