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突きつけられた現実に涙も… 西村優菜は立ち向かう決意【2022年涙のワケ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
ホールアウト後のインタビューで涙があふれた(撮影:ALBA)
新型コロナウイルスの影響がまだ残るなか、2022年のシーズンが終了。今年も印象的なシーンの数々が人々の心を打った。それを彩ったのが選手たちが流した涙。さまざまな理由が背景にあったこの涙にスポットライトを当て、シーズンを振り返ってみよう。
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米ツアー出場権をかけたQシリーズ最後のアテストを終えた後、「お疲れ様です!」といつものようにインタビューエリアへとやってきた西村優菜。だが、一つ目の質問で「今のお気持ちは?」と振られた瞬間、「悔しいです…」と一気に泣き崩れた。
西村にとって、「海外メジャー優勝」がプロゴルファーとしての最大目標。そのためにアマチュア時代から腕に磨きをかけてきた。そして国内メジャーを含む勝利を積み重ねて迎えた今年は、3試合の海外メジャーに挑戦。また日本でも成績を残し世界ランキングを上げて、最短距離での挑戦経路を歩んだ。最終予選会までの1次、2次を免除するところまで順位は上がり、関門はQシリーズのみとなった。
長年の憧れだった舞台とはいえ、挑戦に迷いがなかったわけではない。それでも、西村の背中を押したのは自身が持つ夢であり、また一足先に飛び込んだ盟友・古江彩佳の存在だった。「海外の試合でえってぃ(古江)がすごく楽しそうだった。『高いレベルでやれることが楽しい』ということを本人も言っていたし、プロとしては夢のようなこと。それがすごくうらやましかった」。日本で切磋琢磨していたライバルは一段と輝いていた。
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