• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 『G430』と相性抜群!?USTマミヤ『The ATTAS V2』、12月16日デビュー【打ってみた!】

『G430』と相性抜群!?USTマミヤ『The ATTAS V2』、12月16日デビュー【打ってみた!】

名器『The ATTAS』の後継、USTマミヤ『The ATTAS V2』が12月16日デビュー!

22日、[ATTAS ]()V2』シリーズ(税込44,000円)を正式リリース。ATTASシリーズとしては14代目になるが、今作は金谷拓実や過去に稲見萌寧らが愛用した10代目の『The ATTAS』という、名器の後継作となる。

■どまっすぐ・ど真ん中の中調子で低トルクに!

「トッププロたちが認めたThe ATTAS。最大の特徴である【クセのないしなり感】を継承しつつ、よりニュートラルな剛性分布に再設計しました。プロ・アマ問わずクセがなくタイミングが取りやすい、名器を進化させた究極の中調子です」(同社広報)

キャッチコピーは「ブレずに、どまっすぐ」。先端部に4軸カーボンシートと高弾性・高強度の【トレカM40X】をダブルで採用することで「先端部の挙動を抑えつつ心地よい打感を実現した」とのこと。高い先端剛性で高MOIヘッドでも当たり負けを防ぐ上「操作性の高いヘッドでは操作性を損なわず、プレーヤーの意思をダイレクトに伝えます」。

「The ATTASでも採用していた高弾性シートと、新たに異なる種類の高弾性シートを加えたダブル高弾性設計にすることでトルクを強化しました。ニュートラルな剛性分布はそのままにロートルク化することで、キレのある振り心地を実現しました」(同)

■名器『The ATTAS』と『G430LST』は?

記者(HS50m/s・ローフェーダー)も弾道計測器GCクワッドで『The [タイトリスト]()『プロV1x』である。まずはツアープロの強者に愛用者が多い『The ATTAS』だが、手元のしっかり感とクセの無さは好印象なものの、『G430LST』でまさかのすっぽ抜けが連発。

記者のスイングにはフィットせず、4球目でつかまえた球のデータが画像のもの。記者には先端が遅れやすく、復元スピードがゆったりで終始、間に合わない感じ。切り返し時にコシやハリというか芯を感じるのは心地いいが、センターより先の復元感がまったりして『G430LST』よりつかまるヘッドに替えたくなった。

■『The ATTAS V2』はサイドスピン“一桁”連発!

同じヘッドで『The ATTAS V2』の6Xに替え、「また右に滑るかも…」と不安を抱えて打った1球目はまさかのフック。手元のフィールは先ほどと似ていた。驚きはここからで、2球目のサイドスピンが「7rpm右」、3球目が「9rpm左」、4球目が「7rpm左」と、3球連続でサイドスピンが一桁のストレートボールが連発する結果に。

計測器の誤作動かと疑ったが「そうではない」の回答。今度は、わざと荒々しく自分がブレて曲げようとリキんで振ってみたが、曲がっても左に230rpmのサイドスピンでフェアウェイに残り続ける。ちなみに記者はローフェーダーにて、ヒール打点がデフォルト。一桁サイドスピンの球はすべて3、4、6mmヒールに打点を外していた。

■フィッター橋添さんの見立ては?

記者には『The ATTAS』より『The ATTAS V2』の方がヘッド1個分強、復元が速く感じた。全体の低トルクもはっきり感じ、扱いやすい中調子ながら、復元の方向やネジレが少なくが一定した結果に。そのため、強くボールを押す打ち方でも、さらりと通過させる打ち方でも先端のヘッド挙動への影響が少なく感じられた。

フィッターの橋添さんは「両方とも高弾性素材を使っていますが、『The [MX]() 40で強化した影響もあり、つぶれが少ないことも曲がりが少なくなる理由として挙げられます」とのこと。

ポジショニングマップでは両者ともにドロー/フェード、高弾道/低弾道のど真ん中に位置しているが、シャフトへの負荷のかけ方で記者のような好結果を感じられるゴルファーは多そう。ちなみに一緒に試した58歳のドローヒッターは、『The [キャロウェイ]()『ROGUE ST MAX』(9°)で最長311ヤードを記録。

「しっかりしたシャフトに感じるから、いつもよりフレックスを一つ落とすと、つかまるし走るし気持ちいい結果が出やすい」と話していた。ど真ん中の中調子にて、かなり合うゴルファーが多そうで、ブレないヘッドとの相性が抜群に良さそうだ。

関連記事