9度目の世界一、マキロイの長い旅【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 R・マキロイ -17 2 K・キタヤマ -16 3 李京勲 -15 4 T・フリートウッド -14 J・ラーム -14 6 A・ワイズ -12 7 L・ホッジス -11 B・トッド -11 B・ホーシェル -11 S・バーンズ -11 順位の続きを見る
世界一返り咲きも、長い旅路のひとつのできごとに過ぎない(撮影:GettyImages)
北アイルランド出身の33歳、ローリー・マキロイがディフェンディング・チャンピオンとして臨んだCJカップを制し、PGAツアー通算23勝目を挙げて世界ランキング1位へ返り咲いた。初めて世界ナンバー1に輝いたのは2012年3月のホンダクラシックを制したときだった。以来、王座から滑り落ちては奪い返してきたマキロイにとって、今回が生涯9度目の返り咲きとなる。
今年8月末に昨季最終戦のツアー選手権を制し、フェデックスカップの年間王者に輝いたばかり。2カ月足らずの短いオフを経て、このCJカップで今季初戦を迎え、出場2試合連続優勝を果たした。
年間王者が翌シーズンの初戦を制したのは、2008年のファーマーズ・インシュアランス・オープンで勝利したタイガー・ウッズ以来の快挙だが、そうした記録もさることながら、落ちては上ることを繰り返してきたマキロイの飽くなき挑戦と向上心に、ただただ感服させられる。
今大会最終日を2位に1打差の単独首位で迎えたマキロイ。「優勝すれば世界一ですね」と何度問われても、「優勝を目指すのみ。世界ランキング1位は後から付いてくる」と答え続け、その言葉通り、最終日はひたすら勝つことだけを目指して戦った。
2番でミドルパットをしっかり沈めてバーディー先行。難しいパーパットをねじ込んだ3番のナイスセーブが力になり、4番、6番とバーディーを重ねていった。後半12番でもバーディを奪うと、「ターニング・ポイントになった」と振り返った14番からは見事な3連続バーディ。ドライバーショットの豪打、アイアンショットのキレも素晴らしかったが、終始、光っていたのはパットの冴えだった。
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