賞金王レース1位の比嘉一貴 JGTO代表として挑む大一番（撮影：岩本芳弘）
＜ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇12日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC（日本・千葉県）◇7079ヤード・パー70＞
国内で唯一開催されるPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の主催は株式会社ZOZOとPGAツアーだが、共催にJGTO（日本ゴルフツアー機構）が入り、日本ツアー枠も用意されている。賞金ランキング1位の比嘉一貴には、JGTO代表としての思いがある…。
昨年に続いて2度目の出場となる比嘉。「昨年は距離が長くてティショットに苦労しました」とアンダーパーをマークしたのは第3ラウンドの「68」のみで、4日間トータル7オーバー・57位タイに終わった。今季は3勝を挙げるなど好調を維持。「ここまで非常にいい状態でシーズンを迎えていて、安定しているので自信を持ってプレーできます」と話し、毎日アンダーパー、4日間で二けたアンダー以上を目標とする。
先週は休養、調整に充てて心技体ベストの状態で習志野入り。480ヤード超えのパー4が5ホールあり、「正直しんどいです」と吐露するが、高さを出して止められるように、4番アイアンをユーティリティに入れ替えている。「今年はラフが逆目で立っているので、ラフに入れるとパーセーブするのが難しい。距離が長いホールでいかにフェアウェイから2打目を打てるかが大切」とロングホールの攻略はティショットの重要性を挙げた。
今年は欧州ツアー2試合、そして海外メジャーの「全英オープン」に出場した。「（欧州に行って）アプローチのバリエーションが増えました。日本に帰ってきても難しい状況から寄せられるようになりましたし、グリーンを外しても寄せられるのでガンガン攻めていけるようになった」と昨年よりもひと回りもふた回りも成長している。
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