「いいきっかけを与えてくれた試合」 通算21勝・池田勇太は“原点”の大会で初Vを目指す | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 桂川有人 -15 2 河本力 -11 3 池田勇太 -10 4 時松隆光 -7 比嘉一貴 -7 6 堀川未来夢 -6 A・クウェイル -6 岡田絃希 -6 9 小平智 -5 C・キム -5 順位の続きを見る
3年ぶりのツアー22勝目もかかる池田勇太(撮影:鈴木祥)
<バンテリン東海クラシック 3日目◇1日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7300ヤード・パー71>
満身創痍の男がまたまた優勝争いだ。首位と5打差の5位タイから出た池田勇太は、5バーディ・1ボギーの「67」で回り、トータル10アンダー。単独3位から5打差逆転を狙う。2週前の「ANAオープン」では左首をはじめとする左半身痛を抱えながらも、3日目まで首位を守って3位。今度こそは3年ぶりの22勝目をつかみたい。
前半の2番パー5でバーディ先行とすると、4番パー4でも伸ばす。後半に入っても10、11番で連続バーディ。13番パー3でボギーを叩いたが、15番パー5できっちり取り返してホールアウトした。「もう1つか2つ伸ばしたかったけど、仕方ないと思うし、3日間いいプレーができている。上には届いていないけど、いい形で最終日を迎えられる気はしています」と決して小さくない差だが、首位の座を視野に入れている。
8月末に左首痛が発症し、その後は左半身や体のいたるところに痛みが出るようになった。もともとは試合を休みたくないタイプの池田だが、大事をとってしぶしぶ2試合欠場を選んだ。大会2勝を誇る思い入れの強いANAオープンから復帰したが、まだまだ完治したわけではない。
前週も休みを入れて治療に専念。「顎関節が左に4度傾いている」と顎関節のバランスが崩れていることが痛みの原因と分かった。矯正器具がないと体のバランスが崩れて「長い時間運動ができる感じじゃない」と器具の完成を待っているところ。完成するまで欠場も考えたが、今大会は思い入れがあるため厚さ3ミリ、幅1センチの木片をかんで矯正器具の代用としている。
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