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イイ顔に激変、ヤマハ『インプレス ドライブスター』シリーズ、10月21日デビュー【打ってみた!】

ヤマハ『インプレス ドライブスター』ドライバー。『UD+2』のつかまり顔が一新されています!

ヤマハから新商品発売の連絡が届いた。

「ぶっ飛び系クラブの先駆者として好評をいただいている『inpres』の新シリーズとして、独自のボール初速アップテクノロジーとルール限界クラスの横慣性モーメントに加え、プロゴルファーの感性も納得させる、構えやすいシャープなヘッド形状を両立したゴルフクラブ『inpres DRIVESTAR(インプレス・ドライブスター)』を、フルラインアップで10月21日に全国で発売します」(同社広報)

『inpres』と言えば、2016年に「プラス2番手の飛び」を謳う『inpres UD+2』を代表に “ぶっ飛び系”クラブや“飛び系アイアン”の先駆者として市場を開拓してきた存在だが、この『UD+2』の言葉の代わりに『ドライブスター』との名称になった。

「今回の『inpres DRIVESTAR』は、独自技術による圧倒的な飛びと直進性を実現しながら、シャープで構えやすい正統派のヘッド形状を両立した『inpres』の新シリーズです。アベレージゴルファーから上級者まで幅広い層をターゲットとする一方で、inpresアンバサダーの有村智恵プロもツアーでの実使用に向けてテストするなど、プロゴルファーもその性能と感性を認めています。

ドライバーは、独自の【BOOSTBOX】によるボール初速アップと、ウェイトを最適に配置する【COUNTERWEIGHT SYSTEM】によるルール限界クラスの横慣性モーメントが、ゴルファーが構えやすい正統派の形状でも、圧倒的な飛びと直進性を生み出します。

アイアンは、飛びの最大効率化を実現する【3POINT RESONANCE TECHNOLOGY】の搭載と、高い強度を持つステンレス系新素材【X37】を採用した精密鋳造による1.1mmの極薄ソールとの相乗効果で打点の反発性能アップ。キャビティ部に46g(#7)ものタングステンを搭載した低重心設計による高弾道も実現し、飛距離も形状も妥協しない革新的アイアンです」(同)

■ドライバーの顔が激変!『UD+2』と大違い

記者(HS50m/s、ローフェダー)も室内で試打させてもらったが、現行『inpres UD+2』ドライバーと顔が激変、構えやすさが抜群に良くなっていた。『UD+2』は【SPEEDBOX】と呼ぶ格子状の模様に加え、オフセットが強く「いかにもつかまる」顔なのに対し、今作はスクエア顔でオフセットもなし。

この時点で違和感なく振れるのに加え、『RMX VD』シリーズから入った「感性工学デザイン」でクラウンが盛り上がっており、自然と打点がフェース上部に集まることも実感できた。ヒール下部打点が多い記者が、ハイティにせずとも自然にスピン量の減りやすい、いい位置に打点が集まった。

上下のブレに加え、左右ブレも減って感じるのは、軽量ヘッドにもかかわらず左右MOIが5570g・cm2もあるからだろうか。現行『UD+2』はどんな振り方でも勝手につかまえてしまい左OBが出がちだったのに対し、今作『ドライブスター』の動きはニュートラル。記者の持ち球のローフェードも打てるし、つかまえたければしっかりつかまる。打ち手の意図に沿い、つかまり一辺倒でなくなっていた。

これはフレックス「S」で試打したことも影響大かもしれない。現行『UD+2』より「S」が遥かにしっかりで、HS46m/s弱で振っても頼りなさを極端に感じることなく、シャフトのコシや反応も◎。シニア向けの印象もあった『UD+2』より、若いゴルファーも幅広くターゲットに迎える意図を感じた。

■アイアンも飛びはキープしたまま、イイ顔に

『UD+2』と言えば“飛び系アイアン”の元祖。『ドライブスター』になってもその飛びはキープし、7Iロフトが25°でカーボン装着だと長さ38インチは、超ぶっ飛び系アイアンの立ち位置のまま。が、ドライバー同様『ドライブスター』は構えやすさが大違い。フェース高を増してネックもやや長くなって、より「アイアンらしい」顔になった。

同社は「一番たわむポイントである図心と打点と重心の3点を合わせることで飛びの最大効率化を図った」と話すが、たしかに初速が出ているものの、現行『UD+2』よりアイアンらしい打感に感じたのが意外なところ。他社の飛び系には弾き感がひたすらに強いものも多いが、『ドライブスター』は見た目も打感もアイアンらしさを増し、より使える層が広がったと感じる。

ソールやバックフェースのキーカラーも鮮やかなブルー。一気に「シニア向けから、万人向けへ」とブランドイメージが若返った印象の『インプレス ドライブスター』シリーズ。FWとUTを含め、女子プロだけでなく「男子プロの投入があってもおかしくないかも」と感じる新シリーズだった。

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