アドレスに変化あり 渋野日向子の圧巻ゴルフの裏にキャディのひと言 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 渋野日向子 -6 2 J・コルダ -5 3 G・ロペス -4 L・ダンカン -4 5 J・エワート -3 M・リー -3 C・ビュティエ -3 チョン・インジ -3 M・スターク -3 10 C・ヘジン -2 順位の続きを見る
キャディのひと言がパッティングを変えた!(撮影:福田文平)
<AIG女子オープン 初日◇4日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>
『重心が前がかりになっている』。先週の「トラストゴルフ・スコティッシュ女子オープン」で予選落ちを喫した渋野日向子だったが、そこでキャディから言われたひと言が渋野を好循環の波に乗せた。全英初日は8バーディ・2ボギーの「65」で回り、6アンダーの単独首位発進だ。
覚えていますか?渋野日向子の全英制覇の壁ドンパット【動画】
出だしの1番から8メートルを決めた。2番では4メートル、そして3番では2打目を20センチにつけるスーパーバーディ。「気持ち悪かった(笑)」とおどけるほどの好スタートを決めると、続く4番ではバーディパットを打ちきれずに3パットボギーとしたが、続く5番のパー5では強いフォロー風に乗せて2オン成功。ここを2パットバーディとして、獲り返した。
朝から降る冷たい雨と強い風。まさにリンクスゴルフといえる気象条件のなか、ショット、パッティングともに絶好調。特にパッティングに関しては、このあともミドルレンジを次々と決めるなど、進化を見せた。
話をキャディのひと言に戻す。渋野といえば3年前の全英制覇時は強気の“壁ドン”パットを連発したが、ここ最近は打ち切れていない。そんな姿を見たキャディが構えの変化を指摘。「重心がちょっと下、ボールのほうに行っているのを第三者目線で言ってくれて」と、縮こまっていたアドレスを指摘してくれた。「それを意識してやっているという感じ」と、スムースでゆったりとしたストロークに激変。アンジュレーションも多く難グリーンのミュアフィールドを完全に攻略した。
この日はフェアウェイキープが12回。外した2回も、ともに右のファーストカットラフでまったく問題ないライだった。ティショットも完ぺきなら、セカンドからも一度もバンカーに入れることなく、パーオンも15ホール。1メートル以内につけたショットが2度と、2コのボギーがあったとしても、完ぺきなゴルフだった。
初日は午後以降に風が強まったことも考えれば、2日目の昼スタートの渋野にとって過酷な状況になることも考えられる。最善の準備をし、ふたたびシンデレラストーリーを作り上げるため好調のパットを継続し、予選通過をいい位置で決めたい。(文・高桑均)
メジャー「全英AIG女子オープン」
◆放送予定
8/5(金)午後7:00〜[WOWOWライブ]<第2日>
8/6(土)午後9:00〜[WOWOWライブ]<第3日>
8/7(日)午後9:00〜[WOWOWライブ]<最終日>
★連日生中継&WOWOWオンデマンドにて『日本人選手専用カメラ』ライブ配信
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