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米ツアー12戦を終えた渋野日向子 エビアン予選敗退と部門別数字から見る課題 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

グリーン上改善が浮上のカギ(撮影:福田文平)

今季の海外女子メジャー第4戦となった「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」で126位タイに終わり予選落ちを喫した渋野日向子。これで今季12試合に出場しトップ10が3回に予選落ちが4回。優勝もあれば、下位低迷もあるという戦いぶりだ。

これが渋野の新パター!

ここまでの部門別の数字を見ると、突出して悪いのがパッティング。1ラウンドあたりの平均パット数は「30.49」で115位。“壁ドン”と呼ばれた強気なパッティングで2019年の国内ツアーでは、ツアーこそ違えど5位。最後の仕上げとなるグリーン上での苦悩が続いている。

パーオンしたホールでの平均パット数でも19年の国内ツアー2位に対して、今季米ツアーでは75位。米ツアーのスポット参戦が多く順位はついていないものの、国内20-21年は8位相当。芝質の問題や、傾斜の入り組んだ難グリーンが多い米ツアー。ここの低迷が成績に直結しているといえそうだ。

今季初の予選落ちとなった4月の「パロス・ベルデス選手権」ではパッティングの悩みを打ち明け、初日終了後には肩を震わせ涙を浮かべながらパッティング練習をした。苦手意識を持つ目の強いポアナ芝に打ちのめされた格好だったが、その後も思い切りのいいパッティングでバーディ量産という姿は見られていない。

先月からはパッティング練習時に使用する新しい器具を導入し、先週のエビアンからは、ついにはパターも替えた。「気分転換というのもおかしいけど」と長らく使ってきたピン型からマレット型に変更。「転がりがいいのもあったし、タッチとラインが合ってくればという感じ」と投入初日は武器になりそうな予感もあった。

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