• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 全英オープン、勝敗を分けた「パット・イズ・マネー」【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

全英オープン、勝敗を分けた「パット・イズ・マネー」【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 C・スミス -20 2 C・ヤング -19 3 R・マキロイ -18 4 T・フリートウッド -14 V・ホブラン -14 6 B・ハーマン -13 D・ジョンソン -13 8 B・デシャンボー -12 J・スピース -12 P・キャントレー -12 順位の続きを見る

パットのできがスミスとマキロイの命運を大きく分けることになった

パットのできがスミスとマキロイの命運を大きく分けることになった(撮影:GettyImages)

全英オープン最終日。トータル16アンダー、首位タイでティオフしたローリー・マキロイが5番と10番でバーディを奪ったとき、あたかも彼が8年ぶりのメジャー優勝へ向かって独走状態に入ったかに見えた。

マキロイはギャラリーからの声援に最後応えてコースを去った【大会フォト】

しかし、マキロイのメジャー5勝目は達成されず、「ゴルフの聖地」セント・アンドリュースで勝利をつかんだのは、4打差の3位タイから最終日をスタートしたキャメロン・スミスだった。前半で2つスコアを伸ばしたスミスは、後半の10番から5連続バーディを奪って単独首位に立つと、最終18番もバーディで締めくくり、8バーディー、ノーボギーの「64」。トータル20アンダーで先にホールアウトした。

最終組のマキロイは18番でイーグルを取らなければスミスに追いつかないという苦境に追い込まれ、そしてグリーン手前からの第2打が直接カップに沈まなかった瞬間、スミスのメジャー初優勝が決まった。

「信じられない。セント・アンドリュースで150周年の全英オープンを制することができて、本当にうれしい」

マキロイは2014年の全米プロ制覇以降、メジャー大会でトップ10入りが9度もあったが、どうしても優勝できず、「今度こそ」と勝利への意欲を燃やしていた。今週はホテルの部屋から見えた全英オープンの象徴的な黄色いリーダーボードを毎日眺めながら「あの最上段にローリー・マキロイの名前が刻まれる絵を思い描いていた」というほど勝利を切望していたが、またしても惜敗に終わってしまった。

関連記事