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「もっと上に行ける」桂川有人が初メジャーで得た収穫と課題 今後は米下部の下見も | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 C・スミス -20 2 C・ヤング -19 3 R・マキロイ -18 4 T・フリートウッド -14 V・ホブラン -14 6 B・ハーマン -13 D・ジョンソン -13 8 B・デシャンボー -12 J・スピース -12 P・キャントレー -12 順位の続きを見る

この代えがたい経験が、さらに強くする

この代えがたい経験が、さらに強くする(撮影:福田文平)

全英オープン 最終日◇17日◇セント・アンドリュース オールドコース(スコットランド)◇7313ヤード・パー72>

はじめてのメジャー挑戦は47位タイに終わった。桂川有人は5バーディ・1ダブルボギーの「69」で最終日をプレー。3つ伸ばしトータル5アンダーまで戻し、前日の失速を取り返した。

全英でも正確ショットが光った! 桂川有人のドライバースイング【連続写真】

「まだまだやれる」と唇をかんだ3日目。その悔しさをぶつける1日になった。3番でバーディを先行させビッグスコアを目指したが、4番では攻めの気持ちが裏目に出てグリーン奥のバンカーにつかまった。ライも悪い状態でギリギリを狙った3打目は再びバンカーへ。ここでダブルボギーを喫したが、気持ちが折れることなく前を向いた。

前日、思わぬダブルボギーを喫した5番でバーディ。同じく3パットボギーとした6番でもバーディ。リベンジを果たすと、7番でもおかわりのバーディを奪った。「バーディが獲れるホールだったので、今日こそはという感じでした」。強い気持ちで臨んだ結果の3連続バーディ。後半は1バーディに終わったものの、意地の60台締めだ。

やわらかな表情の裏に秘める闘争心が桂川を動かした。3アンダーをマークしたとはいえ、「まだまだ。限界の3アンダーじゃない。もっといける3アンダー。限界じゃないので、これからの自分に期待。もっと上にいけると思う」と反省点も残る4日間だったが、ぼんやりとではあるが、目指すべき上も見えている。

「ショートゲームの細かい技術、段を上って下るとか、パッティングも。傾斜が強くてもこっちの選手は入れてくるのがすごいなと。そこがまだだなと感じました」とメジャー、海外ツアーへの思いが強くなった。好感触はつかめたが、足りないものを埋めながら「出る、出ないというより、常に(メジャーに)いられるようにして、常に出て上位にいる選手になりたい」と明確な目標も定まる。

今後は渡米し2週後の米国男子ツアー「ロケット・モーゲージ・クラシック」の予選会に挑戦。「挑戦できるならどんどん行きたい気持ちはある」と海外転戦も辞さない構え。予選会突破に失敗しても、米下部のコーンフェリー・ツアーの下見に赴く構えを見せた。

聖地のプレーを通して肌で感じた海外の風。この経験が桂川の海外進出を大きく後押ししていく。

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