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V争い二人の共通点は“グリーンに乗せれば射程圏内” 西村優菜の変化のない心拍数も勝因【辻にぃ見聞】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

このパターが入りまくって今季初優勝(撮影:米山聡明)

西村優菜が3日間ボギーなしのプレーで「ニチレイレディス」を制し、今季初優勝を遂げた。ツアー最小ともいわれるグリーンを攻略した西村。接戦から抜け出し、最後は3打差をつけたその強さはどこにあるのか。上田桃子、松森彩夏、吉田優利らを指導するプロコーチの辻村明志氏が勝因を分析する。

これが西村優菜の優勝クラブセッティング

■グリーン面が小さいからこそ生きた強み

日本伝統の2グリーンで林間コース。各ホールは林にセパレートされ、グリーンはツアーで最も小さいといわれている。一度グリーンに乗せれば、チャンスとう選手もいるほど、グリーンは極小。加えて「雨も降りましたし、梅雨ということもあって、グリーンはいつもより止まっていました」と辻村氏が言うように、果敢に攻めることができたのがバーディ合戦につながった。

「グリーンを外しても、バンカーに入らない限りそれほど大きなピンチにはならない」という状況で、最後に優勝を争ったのは優勝した西村と森田遥だった。そしてこの二人には共通点がある。西村はパーオンホールの平均パット数が1位。森田は1ラウンドあたりの平均パット数が1位と、ともにパット巧者であることだ。

「グリーンに乗せればバーディチャンスという感じで、西村さんはロングパットでも“入れにいく”という目をしていましたし、森田さんは小技がとにかくうまい。グリーンを外してもアプローチで寄せて、シビアなパーパットも決めていきました」(辻村)

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