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高校、大学と主将を務め、団体戦のプレッシャーにも強かったイケメンプロ【高校ゴルフ部監督回顧録】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

男子プロきってのイケメンとしてファンも多い塩見好輝(撮影:佐々木啓)

プロゴルファーの原点ともいえるのが高校時代。多くの有望選手を輩出する名門高校のゴルフ部監督は、その原点を知っている。有名プロとなった今では語られない、知られざるエピソードも数多い。高校ゴルフ部監督の回顧録をお届け。今回は夏の全国大会・団体戦男子の部で3度の優勝、女子の部で5度の優勝を誇る埼玉栄高校(埼玉県)を1980年4月から2020年3月まで40年率いた橋本賢一氏。現在は同校ゴルフ部名誉監督であり、関東高等学校・中学校ゴルフ連盟理事長を務める。橋本氏はメンタル面の強化をモットーにしていたこともあり、今でも卒業してプロになった選手から相談を受けるという。(取材・文/山西英希)

高校3年時の藤本佳則はすでにマッチョだった【写真】

■主将として埼玉栄高校男子初の全国制覇に貢献

1989年に夏の全国大会で団体戦優勝を飾った女子から遅れること19年。2008年の第29回大会で、ついに男子が団体戦で全国制覇を遂げた。80年に始まった団体戦の第1回大会から出場している同校。橋本氏にとっても悲願の優勝だったが、当時の主将が塩見好輝である。

塩見は東北福祉大学ゴルフ部でも4年時に主将を務め、1学年下の松山英樹らとともに団体戦5冠を達成。プロデビュー2年目の14年に初シードを獲得し、イケメンプロとしてファンも多い。シードは1年で手放したが、19年に復活。同年の日本オープンで終盤まで首位に立ちながら、終盤5ホールで9オーバーと崩れて初優勝を逃したのは記憶に新しいところ。現在、再びシード奪回を目指している。

高校、大学とリーダーシップを発揮し、ゴルフにも真面目に取り組む塩見だが、橋本氏によれば、1年生の頃は手を焼いていたという。「とにかく好き勝手にやっていましたからね。全国大会の会場でチームメイトとふざけ合ってクラブを指に当ててケガをしたんです。当然、お説教しましたが、そんなことがしょっちゅうありましたよ」と懐かしむ。

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