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話し相手は電動カートだけ? セルフの宮本勝昌が初日「63」で2位発進 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 古川雄大 -9 2 宮本勝昌 -8 杉本エリック -8 比嘉一貴 -8 坂本雄介 -8 6 小田孔明 -7 出水田大二郎 -7 原敏之 -7 田村光正 -7 大西魁斗 -7 順位の続きを見る

右手に持つリモコンで電動カートを操作している

右手に持つリモコンで電動カートを操作している(撮影:佐々木啓)

ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 初日◇21日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7071ヤード・パー71>

写真を見ると、宮本勝昌がカートに向かって歩いているように見えるが、実は犬と散歩するように“カートと一緒に”歩いている。中継を見て「あれ?」と思った人もいるかもしれない。宮本をはじめ何人かの選手は、リモコン操作できる電動カートをラジコンのように操っているのだ。

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宮本がこの電動カートを使い始めたのは、昨年の国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」から。もう操作も慣れたもの。カメラが回っているところでは、あえて離れて歩いて「ビーッと走らせています。ペッパー君みたいでしょ」と、カートがAIを持ってるかのように動かして、周りの人を驚かせるのが日課となっている。この電動カートのお値段は「6万8000円です」と意外と安い。「お弁当箱」くらいの大きさのバッテリーを毎日ホテルの部屋で充電して次の日に備える。

そもそも、今大会ではハウスキャディを付けることができないため、帯同キャディかセルフしか認められていない。コロナ禍でのトーナメントでは、キャディ無しセルフプレーがもはや見慣れた光景になりつつある。「プロゴルファーでセルフでやりたい人はいないですよ」。宮本は帯同キャディを探していたが見つからず、仕方なくセルフプレーに。バッグ運びから距離測定、クラブ拭き、バンカー均しまですべて自分で行っている。「ゴルフ場でしゃべる相手はこいつしかいない」と笑う。

そんななかでも、8月に50歳を迎えるシード選手は、9バーディ・1ボギーの「63」をマークし、トップと1打差の8アンダー・2位タイの好スタートを切った。初日トップに立った24歳の古川雄大をはじめ、上位は20代の選手ばかり。自身のプレーについては、「これ以上ない。120点です! 全部、全部、ぜーんぶ良かった!」と笑顔を見せつつ、「若い子たちがみんな上手いから、ハイスコアになっているのかな」とバーディ合戦となった初日を振り返る。

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