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石川遼がトップで止めてスピードを落として打つ理由「この時期に全部体に落とし込みたい」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

練習場では、フラットなトップの位置からクラブの通り道を確認していた(撮影:佐々木啓)

ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 事前情報◇20日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7071ヤード・パー71>

石川遼がトップを低くし、クラブをフラットに使う大幅なスイング改造を始めて2年。今週の試合会場の練習レンジでも、フラットなトップを作って一回止め、そこからスピードを落としてボールを打つ石川の姿があった。ドライバーでは右にプッシュする球も出ているが、本人は1球1球の結果について感情を出すことはない。後方からスイングの動画を撮っては確認する作業を繰り返していた。

石川遼のダウンスイングを連続写真で

これはきょうのプロアマが始まってコース内でも変わらなかった。トップで完全には止まらないものの、普段の石川に比べるとゆっくり上げてゆっくり下ろしているようにも見える。この動作の意図はどこにあるのか、本人に聞いてみた。

「クラブや体のポジションが自分のイメージと実際の動きが合うようになりつつある。この時期に油断せず、全部体に落とし込みたい。4日間終わっての成績だったり、飛距離や弾道という結果にとらわれてしまうと、クラブや体の動きがおろそかになって、また逆戻りしてしまう可能性がある。しっかり自分がイメージしているところにクラブが通せているかどうかをかなり意識してやっています」

トップで間を取ってスイングスピードを落としても、「飛距離は10〜20ヤードくらいしか落ちない」。そもそも石川はバックスイングからスピードが速く、切り返しもクイックなタイプだった。いまやっている動きは真逆ともいえる。そんななか、振るべきところではメリハリもつける。「バンカーを越えるのに280ヤードとか290ヤード必要な状況では、(体の動きは)あまり考えずにやる」という。

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