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人生初の“56”で「覚悟を決めました」 星野陸也の海外を見据えた選択 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

星野陸也、世界を見据えて「覚悟」の56度投入(撮影:上山敬太)

東建ホームメイトカップ 事前情報◇29日◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重県)◇7062ヤード・パー71>

昨季3勝を挙げて賞金ランキング5位に入った星野陸也が、今季は賞金王、海外ツアー参戦を見据えて、人生初の試みで新シーズンを迎える。

“覚悟”の56度投入 星野陸也のクラブセッティング【写真】

2022年に入って米国男子ツアーの「ソニー・オープン・イン・ハワイ」、世界のトップランカーが集まったアジアンツアー「PIFサウジインターナショナル」に出場した星野。海外の試合に参戦して「必要性を感じました」という“世界基準”の56度ウェッジ投入を決めた。

サウジアラビアでの一戦は強風下で行われ、クラブセッティングの面でも周囲のトップ選手との違いを肌で感じた。110ヤード前後の距離を52度のウェッジでコントロールショットをしていた星野は「フォローで止めたいときやラフから止められません。52度と59度の間の56度ならフルショットできるので、高さを出せて止められます。PGAツアーの選手はその間のウェッジを入れている選手も多いんです。僕は(56度を入れるのは)人生初です。覚悟を決めました」と話す。

これまで星野のウェッジは52度と59度の2本。52度は105〜125ヤード、59度は105ヤードまでと打ち分けていた。しかし、115ヤード程度の距離を52度のウェッジで抑えて打つと、弾道は低くなる。56度を入れることでフルショットできる距離なので高さも出せるようになる。3番アイアンを抜いて、飛距離の出やすいポケットキャビティの4番アイアンを入れて調整している。「グリーン周りでちょっと転がしたいときに56度のウェッジを使うと楽です」と副産物も手にした。

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