• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 賞金女王・稲見萌寧はキングの教え子の一人 「小学生の頃から他人を寄せつけないオーラを発していた」【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

賞金女王・稲見萌寧はキングの教え子の一人 「小学生の頃から他人を寄せつけないオーラを発していた」【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

シニア賞金王の篠崎紀夫は“ジュニアの先生”の肩書を持つ(撮影:福田文平)

50歳以上のレジェンドが集まる国内シニアツアー。昨年の賞金王で“シニアの顔”である篠崎紀夫は、独特のゴルフ観や練習法で強さを発揮する。篠崎が所属する北谷津ゴルフガーデンは、国内女子ツアーの賞金女王、稲見萌寧も練習拠点としている。小学生時代から知る稲見の強さを分析してもらった。(取材/文・山西英希)

美しい… 稲見萌寧のミドルキック【写真】

■小学生の頃からゴルフがうまくなりたいと感じられた

篠崎が所属する「北谷津ゴルフガーデン」は、1994年からジュニアレッスンに力を入れており、池田勇太や市原弘大、葭葉ルミら、現在活躍する多くのプロがジュニア時代に北谷津でボールを打っている。篠崎はツアーに出場していない間は、担当プロとして参加し、教え子のジュニアから“しのプロ”の愛称で親しまれている一面もある。

20-21シーズンの国内女子ツアーで9勝を挙げて賞金女王に輝いた稲見萌寧もその一人。今でも北谷津ゴルフガーデンを練習拠点としているが、小学5年生から通っている。「ほかの子よりも背が高く、スイングがしっかりしていましたね。中学生のときには160センチ近かったこともあり、稲見さんがスイングする姿を見たプロ仲間が、女子プロや大学生と間違ったぐらいでした」と、稲見の印象について語る。しかし、それ以上に篠崎が驚いたのは練習に取り組む姿勢だったという。

「とにかく黙々とボールを打っていましたね。誰にもじゃまされたくないのか、人を近くに寄せつけないオーラを放っていました。この子は本当にゴルフが好きなんだな、上手くなりたいんだなと思いましたね」。小学生、中学生ぐらいだと練習場にいてもゴルフに飽きてしまう時間が生まれがちだが、稲見はずっとボールを打っていたという。

関連記事