米ゴルフ界を象徴する「クール」な優勝争い【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 S・バーンズ -17 2 D・ライリー -17 3 J・トーマス -16 M・ネスミス -16 5 M・フィッツパトリック -14 B・ハーマン -14 7 A・ハドウィン -12 R・ストレブ -12 S・ティーガラ -12 K・ストリールマン -12 順位の続きを見る
ライリー(左)とトーマス(右)は大学の先輩後輩の仲 今後の戦いに注目(撮影:GettyImages)
米フロリダ州の難コース、イニスブルック・リゾートで開催されたバルスパー選手権の優勝争いは、米ゴルフ界の巨大なピラミッドから生み出されたアウトプットのような展開だった。
3日目、25歳のルーキー、デービス・ライリー(米国)と同組で回った28歳のジャスティン・トーマス(米国)はアラバマ大学ゴルフ部の「先輩と後輩」だ。まだ高校生だったライリーがアラバマ大学から勧誘を受け、ゴルフ部の大会を見学しようと訪問した際、ライリーの目の前で優勝したのがトーマスだった。
そのトーマスに憧れ、入学を決めたライリーは、入学後、トーマスに可愛がられ、トーマスそっくりのスイングを身につけ、トーマスに勝るとも劣らないワザと強さを身につけていった。
憧れの「先輩」を追いかけ、大学卒業後はプロ転向して、下部ツアーのコーンフェリー・ツアーへ。その初戦の練習場で球を打っていたとき、かつてマット・クーチャー(米国)など名選手のバッグを担いできたPGAツアーのベテラン・キャディ、ランス・ベネットから声をかけられ、2人はタッグを組んだ。
ベネットいわく、「練習場には、ここ(下部ツアー)に長居することなくPGAツアーへ昇格していくと思われる有能な選手がほんの数人、見て取れた。そのうちの一人がライリーだった」。
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