鹿児島で生きた台湾での経験 黄金世代ルーキー・天本ハルカが好発進に「不思議な感じ(笑)」 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net
リーダーボード
Pos 選手名 Sco 1 上田桃子 -5 2 吉田優利 -4 西村優菜 -4 4 堀琴音 -3 5 横峯さくら -2 大城さつき -2 工藤遥加 -2 野澤真央 -2 セキ・ユウティン -2 内田ことこ -2 順位の続きを見る
名前が一番目立つ位置で初日を終えた天本ハルカ(撮影:上山敬太)
<Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 初日◇18日◇鹿児島高牧CC(鹿児島県)◇6419ヤード・パー72>
昨年11月の最終プロテストに合格し、ルーキーイヤーを戦う天本ハルカが暫定トップで“初日”を終えた。10ホール終了時点で4バーディのボギーなし。2日目は残り8ホールから再開となるが、「上位にいる人はこんな感じなんだ…。その中に自分がいるのは不思議な感じ(笑)」と夢見心地で一日を終えることができた。
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この躍進を支えたのはパター。当初の予定から4時間遅れで始まったラウンドだが、出だしの10番でチャンスにつけてバーディ発進を決めた。「出だしからかなりチャンスにつけられた。11、12番は外しましたが、そこでパターの感覚をつかんで、それ以降のバーディにつながりました」。打ち出す場所を決め、そこにしっかりと打つ。このシンプルな思考が結果にあらわれた。
これまでの経験も荒天の鹿児島で生きた。ルーキーとはいえ、黄金世代の天本は現在23歳。初受験となった2017年からプロテストに挑み続け、ようやく合格を手にした。“浪人生活”を送っていた20年には台湾ツアーにも参戦。新型コロナの影響で2試合の出場にとどまったが、「すごくいい経験をさせてもらった」とこの時期を振り返る。
“経験”の一つには、もともと「嫌いではない」という風のなかのラウンドがある。「低い球を打つ事もありますが、ある程度、遊べるようになった。風をいい意味で利用するゴルフができてきています。無風よりも風が吹いてくれた方がゴルフがしやすい」。この日のコースは雨がやんだ後も、強い風が多くの選手を苦しめたが、それもまさに“どこ吹く風”といわんばかり。スコアを伸ばせたのには、こういう自負があるからだ。
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