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“ゴルフを楽しもう”という気持ちが力みを抑え、自分の力を発揮できる【シニア賞金王・篠崎紀夫のミチノリ】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

シニアツアーは笑顔があふれている。今年はトーク力も磨きたいと話す篠崎紀夫(撮影:福田文平)

50歳以上のレジェンドが集まる国内シニアツアー。昨年の賞金王で“シニアの顔”である篠崎紀夫は、独特のゴルフ観や練習法で強さを発揮する。シニアになってゴルフを楽しもうとする気持ちの変化が結果につながったという。アマチュアも参考になりそうな話だ。(取材/文・山西英希)

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■50歳を過ぎても先輩プロの技術は衰えていなかった

2019年10月に50歳を迎え、シニアデビューを飾った篠崎紀夫は先輩のゴルフを見て驚いた。「体力など年齢的に多少衰えた部分はあるんでしょうが、本質的な技術は何も変わっておらず、皆さんお上手なんですよ。飛距離にしてもむしろ伸びたんじゃないかとさえ思いました」。

ボールやクラブの進化の恩恵を受けているのだろうが、かつてレギュラーツアーで何勝も挙げてきた先輩から衰えを感じなかった。むしろレギュラーツアーほどコースセッティングがシビアではないため、その技術が生かされ、好スコアにつなげていると納得した。

「みなさん、ずっと試合に出続けているのが大きいんでしょうね。考えてみれば、シニアツアーに出ている選手の優勝回数を足したら、圧倒的にレギュラーツアーの選手の合計よりも上ですから」。レギュラーツアー時代のように先輩に技術に圧倒されながらも、シニアツアーの雰囲気に慣れてきた2年目の20年に初優勝を遂げて、賞金ランキング2位に入っている。雰囲気に慣れたのは考え方を変えたことが大きい。

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