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1年前に死にかけたドラコンプロ、山崎泰宏 開幕戦で324ヤード飛ばして優勝!【心筋梗塞からのフルスイング】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

山崎泰宏は320ヤード超えのフルスイングで開幕2連勝を飾った(撮影:近澤幸司)

この世で確実なことが一つだけある、それは『死』だ。

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これは昔からよく言われることだが、殆どの人はそれを意識しないで生きている。考えると恐ろしくなるのでそれをタブーとして思考から外したり、宗教によって心の平安を保ったりする。そうやって何とか死から逃れようとするわけだが、それも空しく、死の瞬間は平等に誰の元にも必ず『一度』訪れる。

その一度きりの死を、一度、垣間見てきた人間がいる。山崎泰宏だ。彼は、一度、死の瞬間を『体験』したのだという。

それは、去年の4月24日、山口県厚狭ゴルフ倶楽部で開催されたドラコンのLDJ日本ロングドライブ選手権山口大会での出来事だった。日本タイトルを含め何度もドラコン大会でチャンピオンとなった山崎泰宏は、この大会のマスターズ部門(45歳以上)とシニア部門(50歳以上)で優勝を狙うべく会場に入りしたのだが、実は朝からただならぬ体の異変を感じていた。

それは、胸から脇の下、そして首元にかけて今までの人生で味わったことが無いような感覚だった。痛みとも違う、グワァーと襲い掛かってくる津波のような、吐き気を催す感覚だった。それが午前7時と11時半に2度やってきたことで、もはや球を打つことは無理と判断した山崎は大会側に棄権を申し出て、独り車で休んでいた。

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