マイナビネクストヒロインゴルフツアーでは2021年に1勝を挙げた政田夢乃 ドライバーの飛距離は230ヤード 目標はプロテスト合格、将来の夢は賞金女王だ（撮影・ALBA）
将来ツアーで活躍することを目指す若手女子ゴルファーが経験を積むための場を提供するトーナメントとして、2019年に始まったマイナビ ネクストヒロインゴルフツアー。22年は年間14試合を開催する予定で、「第1戦マイナビカップ」は4月12日に成田ゴルフ倶楽部（千葉県）で、そして「第2戦マイナビカップ」は4月21日に富士桜カントリー倶楽部（山梨県）で行われる。
それに先立ち、推しの注目選手を紹介する。今回は政田夢乃選手だ。政田は米女子ツアーに挑戦中の古江彩佳や日本女子ツアーで活躍する西村優菜らと同じ2000年生まれのプラチナ世代。17年全国高等学校ゴルフ選手権優勝や18年北海道ジュニア選手権優勝など、輝かしい戦績を誇る北海道出身のゴルファーだ。プロテストはまだ未合格ではあるが、20年伊藤園レディスではローアマを獲得している。そして、マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーでは21年「ENTRY Ladies Tournament」（カメリアヒルズCC・千葉県）で、見事優勝を遂げている。
「ゴルフを始めたのは3歳のときです。父と練習場に行ったのがきっかけでした。小学1年のときにプロの試合に連れて行ってもらい、北田瑠衣さんや飯島茜さんのプレーを見て、プロになりたいと思いました」と、政田。
北田は政田が観戦に行く度にボールをくれたという。そのボールは宝物として、今でも大事にしまってある。そして宮里藍にも「1回だけだけどボールをもらった」と、嬉しそうに話す。小学生の政田にはプロたちのプレーもスゴイが、ファンへの対応が丁寧で忘れられないという。その思い出が、自分もプロになってジュニアたちに夢を与えたいという思いにつながっているのだろう。
「プロテストはこれまで3回受験していますが、まだ合格していません。3回目は直前にケガをして、実力を出し切れませんでした。今年のテストは、しっかり準備して臨みます」
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