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女王に「怒られながら」一流の仲間入りを果たした臼井麗香【初シード選手チェック!】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

臼井麗香(右)は稲見萌寧(左)との練習で女王のゴルフを吸収した(撮影:GettyImages)

2020年、21年が統合された昨季の国内女子ゴルフツアーで、賞金ランキング、メルセデス・ランキングのいずれかで50位以内に入った52人がシード選手として、22年のフル出場権(一部大会を除く)を手にした。そのうち米ツアーに主戦場を移した笹生優花を除く12人の初シード選手をここで紹介する。今回は臼井麗香(賞金45位、メルセデス44位)。

臼井麗香のスカートがフワリ【写真】

カメラの存在に気づくと、ニコリと笑顔を見せ手を振る。愛称は“れいちぇる”。その姿だけを見ると、いかにもうら若き23歳といった感じだが、クラブを握ると強気なショットを次々とピンに絡める。持ち前の攻撃的なゴルフで、黄金世代期待の一人が初のシード権を勝ち取った。

ハイライトは、昨年5月のメジャー大会「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。優勝には3打及ばなかったものの、2位タイで4日間を終え賞金、ポイントともに大きく稼いだ。その後も7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で2位タイ。初優勝への期待も抱かせてシーズンを終えた。

1ラウンドあたりの平均パット数は「29.4876回」で17位と上位。このパッティング力もスコアをまとめるうえで支えになっている。昨季は45試合に出場し、予選落ちも17度と粗削りな部分は否めないが、華のあるプレーで見る者を楽しませる選手の一人だ。

昨季は賞金女王を戴冠した1学年下の後輩・稲見萌寧と、常にといってもいいほど練習ラウンドを重ねてきた。仲良しとあってその最中は笑顔が絶えないが、ゴルフのことになると先輩・後輩は関係なくなる。「悪いところがあると怒られます。アドレスなどで右を向くクセがあるんですけど、『右向いてたらいつまでたっても入らないよ』とか強めに怒られます(笑)」。真剣アドバイスをもらい、それを参考にしてきた。

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