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貪欲に成長目指す30歳 仲宗根澄香が「春先に1勝」に向け進化【初シード選手チェック!】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

30歳の仲宗根澄香はまだ進化の途中だ(撮影:GettyImages)

2020年、21年が統合された昨季の国内女子ゴルフツアーで、賞金ランキング、メルセデス・ランキングのいずれかで50位以内に入った52人がシード選手として、22年のフル出場権(一部大会を除く)を手にした。そのうち米ツアーに主戦場を移した笹生優花を除く12人の初シード選手をここで紹介する。今回は仲宗根澄香(賞金39位、メルセデス37位)。

仲宗根澄香のスイングのポイントは右手首にあり【連続写真】

15年に5度目の受験でプロテストに合格。そこから始まったプロ生活だが、30歳で迎える今シーズン、初めてシード選手という肩書で戦う。これだけ聞くと苦労人という言葉がしっくりとくるが、ゴルフに向き合うときの姿勢は、若手選手のように新鮮。いつも何かを学ぼうという意欲に満ちている、そんな印象だ。

16年から下部のステップ・アップ・ツアーでは4勝を挙げているが、なかなかレギュラーでは結果を残せない日々が続いた。しかし昨シーズンは「2年をかけて自分自身が成長できたと感じました」とトップカテゴリーで躍進。50試合に出場しトップ10が8度で、優勝争いも経験した。

生命線は「アイアンショット」。それだけに、ここが今季に向けての課題にもなる。「いい時と悪い時の波がすごくあるので、レベルアップしないといけない」。ショットメーカーとして、そのキレ味を増すためクラブを振っていく。

「上位にいけば満足できていた」という数年前と違い、今は初優勝を強く意識できている。今季の目標も「春先に1勝すること」。こうしてメルセデス・ランキング、賞金ランキングで20位以内に入ることも掲げている。そこに向け、このオフは都内のスタジオでスイング作りのほか、体力アップにつながるトレーニングで汗を流す。“1日1ミリ成長”してきた成果を、今季は大きな結果に結び付けたい。

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